カートの運転はどうしたら

ゴルフコース

セルフプレーがゴルフのスタイルのメインとなった最近では乗用カートでプレーをすることになります。カート自体は特別運転が難しい乗り物ではありませんし、子供でも走らせることができるような作りではあります。とはいえ実際には4人のうち誰が運転すべきなのか、いつ走らせてどのあたりに止めれば良いのか、など初心者の方はとまどうことも多いでしょう。そこで今回はカートの運転についてお話してみたいと思います。

カート運転の基本

まずカートの基本中の基本をご説明したいと思います。コースが採用している機種によって作りに差があるかとは思いますが、大差はないでしょう。
もっとも多いのは4人乗りタイプで4人のパーティー全員が乗って移動します。コースによっては2人乗りのところもあり、この場合は2人づつ2台で移動することになります。
カートの後部にはゴルフバックを積む部分があり4人乗りであれば4人分のバックを積みます。通常はコース側でスタートまでに積んでおいてくれますが、コロナの関係で積み下ろしがセルフになってきたコースも増えてきました。その場合は自分で積み込むことになりますが、背袋の側をカートの後方に向けて積みます。
4本積むことができるのは9インチまでが限界で、それもスリムタイプでないと両端の2本ははみ出し気味になります。2サム、3サムでのプレーするのがわかっているとき以外はプロモデルのキャディバックは使わないようにしましょう。
運転席は通常は左側、いわゆる左ハンドルなのが普通です。ごく稀に右ハンドルの機種もあるようですが、ほぼ左ハンドルです。
発進はアクセルを踏みますが、アイドリングストップされている時はアクセルを床まで踏み込みます。エンジンが始動したらゆっくり動かしましょう。
停止する場合はブレーキを床まで踏み込んでロックをかけてください。
カートは勾配があるところに止めることが多いので、かならずロックをかけてください。
カートの運転は私有地での運転なので道路交通法は適用されませんが、どのゴルフ場も自動車免許取得者が運転するように規則化しています。

カートは誰が運転するのか

カートの運転は、スタート前に誰が運転する、といったように決めるものではありませんしティーショットの順番のように前のホールで一番スコアが良かった人といった決めごともありません。そういう意味では誰が運転しても良いのですが、基本的にはスムースにプレーが進行するようにしていきます。
例えばティーショットのあとであれば、一番最初にティーショットを打った人が運転席に座ることが多いでしょう。
2打目以降も一番最初にカートに戻った人が運転席に座るのが普通です。
ただ初心者の方などはとまどうことも多いでしょうから、その場合は2番手の人に運転を任せても大丈夫です。

カート運転上の注意

カートの運転でもっとも注意しなくてはならないのは、当たり前ですが「安全」です。カートの事故は思いのほか多く女子プロのトーナメントでも発生しています。
カートは意外と安定感が無いのでスピードを出しすぎてカーブしようとすると横転の危険がありますし、そこまでいかずとも曲がり切れずにカート道から飛び出してしまうようなことも少なくありません。
最近はゴルフ場によってはフェアウェイ乗り入れ可を謳っているゴルフ場もありますが、普通はカート道を走るようにしてください。
次のホールに移動する場合など道がわかりにくいこともあります。どこのゴルフ場も小さな表示だったり路面に順路記載がありますが、特に雨だと前が良く見えず見逃しやすいので、より慎重な運転が求められます。

まとめ

初心者のうちは周りが運転してくれることが多いでしょうが、同じようなレベルの仲間と行くときは、あまり甘えてばかりもいられないでしょう。
今回の記事を参考にスムースな進行ができるようにカートの運転に挑戦してみてください。

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