TVでも良く出てくる難解な用語を解説!

ゴルフライフ

テレビのゴルフ中継を見ていると、時々難しい専門用語が出てくることがあります。良くわからなくてもなんとなく見ていることはできますが、理解できればもっと楽しいかもしれません。ルール上の用語だったり、独特の専門的な言い回しだったり、いろいろなものがありますが、そんな用語をいくつか解説します。

ティーイングエリア

まずはおもにティーイングエリアで聞かれる用語です。

・ショートカット
単にカット、と言われることもあります。最近のトーナメントコースは距離が長くなりあまりショートカットを目にする場面は多くは無くなりましたが、ドッグレッグのホールでコースなりにボールを打たずに、曲り角の上の障害物(おもに林)の上を超えてボールを打つことです。
二等辺三角形の短い辺ふたつがフェアウェイだとすると、残りの1辺を狙って先まで打つイメージです。

・レイアップ
ロングホールの2打目などでもよく使われる言葉です。距離よりも正確性を優先して短めのクラブを持って打つ時に使います。
例えばティーショットでドライバーのボールが落ちるあたりに池があったとします。
最高の当たりをすれば池をキャリーで越すことができるけれど、ひとつ間違えると池に入ってしまうから池に届かないアイアンでティーショットをする、といったときに使います。
刻む、という言い方とほぼ同じ意味になります。

グリーンを狙う

グリーンを狙ったりロングホールの2打目などの場面で聞かれる用語です。

・ピンハイ
ピンまでジャストの距離、といった意味です。ピンハイに打っていく、というのはちょうどピンまでの距離を打っていくといったことです。
当たり前!と思われるかもしれませんが、打ちすぎてピンの奥にこぼすと寄せるのが難しいようなグリーンでピンハイに打つのはギャンブル的な要素もあり、果敢に攻めて行っているということになります。

・ピンデッド
ピンハイとある意味似ていますが、ピンハイが主に距離的なことだけを指しているのに対して、方向もちょうどピンを狙っているような時に使います。
これも当たり前に思えるかもしれませんが、普通プロはピンの左が安全、右が安全、などミスしたときのことを想定して狙いを定めます。
しかしトーナメントの最終日で上位を追いかけるためにはどうしてもバーディーが欲しい、などという局面では保険をかけている場合では無いのでデッドに打っていく選手がいます。
逆に2位との差が開いているトップの選手などは安全なほうを狙って打っていくのがセオリーです。

・フライヤー
ラフからのショットで良くフライヤーを計算してとかフライヤーで飛び過ぎた、などと言います。ラフからの球は予想外に飛距離が出るためですが、これは一般のアマチュアでは経験することはありません。
プロのようなヘッドスピードの速い人たちはアイアンショットで非常に多くのバックスピンがかかります。そのため球が高くあがり飛距離は落ちますがグリーンで止まる球が打てます。ラフからうつ打つとフェースと球の間に草が絡んでスピン量が減り、結果的に予想外に飛距離が出てしまう現象がおきます。これがフライヤーです。
アマチュアがドライバーでバックスピンが多すぎるため飛距離が出ないという現象を解決するためにスピンのかかりにくいディスタンス系のボールを使うことがあると思います。それと同じようなことがフライヤーでは起こると考えて下さい。

・ショートサイド
なぜかロングサイドとはあまり言いません。グリーンの端にカップが切ってある時に、ピンからグリーンの端までの距離が短い方をショートサイドと言います。
ピンデッドに狙うと、ひとつ間違えるとショートサイドにボールが飛んでいきます。うまくグリーンに乗れば良いですが、外してしまうと寄せが難しくトラブルになることがあります。
トーナメントの最後のほうで追っかけている選手はピンデッドに打ってショートサイドにいく事も恐れず突っ込みます。逆にリードしている選手はショートサイドにボールがいかないようにグリーンの広いほうを狙って打っていくことが多いです。
その辺の駆け引きも見ていて楽しいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。なかなかアマチュアのラウンドでは使わない言葉が多いですが、意味がわかればテレビ観戦も奥が深いものになるかもしれません。

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