「スピードゴルフ」はゴルフなの!?ルールの違いが知りたい

マナー・ルール

耳にしたことはあるけど、詳しくはわからない「スピードゴルフ」。
その誕生は1970年代終わりですが、認知されてきたのは2000年代になってからです。
フィットネスや健康促進の効果もあるということで、近年注目されています。

1打と1分が同じ価値で18ホールのスコアとプレー時間の合計で競うもの。
じっくり考えてプレーしないスピードゴルフ?普通のゴルフとどう違うのかご紹介します。

スピードゴルフとはどんなものか

ゴルフパフォーマンスの向上にもつながり、何よりも楽しめるスピードゴルフ!
その競技はどのようなものでしょうか。

【競い方】
スピードゴルフスコアは、ラウンドのスコアとかかった時間の合計で、SGSと呼ばれます。
例えば18ホールでスコアが85でタイムが65分だとすると、合計で145がスピードゴルフスコア、SGSとなります。

【歴史・記録】
競技として誕生したのは1979年と言われています。
本格的に知られるようになったのは2000年に入ってからで、アメリカを中心に多くの大会が開催されました。

2012年オレゴン州で開催されたバンドン・デューンズGRは初の世界選手権でした。
世界記録は2005年アメリカのファー・スミスが出した、スコア「65」、タイム44分06秒の合計109.06です。

【主な規則】
・ クラブの本数は最大で7本利用することができる
・ 持ち運ぶ際は手持ちで、バッグ以外の車輪や電動などの道具は禁止
・ 金属スパイクの使用は禁止
・ ボールがフラッグに当たってもペナルティーは無し。
・ プレー遅滞を防ぐため、ロストボール、OB、プレー不可能なライでプレー再開の手段を選ぶ

このように速くプレーできるための規則が整えられているようです。

【スコアの管理】
・ トータルスコアはラウンド終了後にストローク数とタイムを足す
・ ラウンドタイムは1ホール目のティーショットと同時にスタート
・ 最終ホールのカップの底にボールが落ちたところでタイムアップ

また、スピードゴルフでグリーン上は走るのかと疑問に思ってしまいますが、そこは歩いてプレーします。

スピードゴルフのプレースタイル

スピードゴルフでは、プレー時間は速い人では50分を切るそうですね。
初心者や走るのが速くないゴルファーでも90分もあれば完走できます。
1打と1分が同じなので、普段のゴルフとは気をつけることが違ってきます。

【プレー以外のことに1分以上かけるのは損】
ボールを探すのに1分以上かけると、それだけでスコア1がついてしまいます。
バンカーに入れてしまうと、ショットの後に砂をならす時間と体力が必要でダメージを受けてしまいます。

プレー中、どの選手も距離は目で確認して、パットのラインも直感で決めてしまい素振りもしません。
とにかく時間をかけないことに徹することになります。

【普通とはリズムが違うこれがゴルフの原点?】
ゴルフでは、ラウンド中も入念に準備をして、ここに打つと決めてからアドレスをしっかりとるのが普通のやり方ですよね。
しかし、考える時間やあらゆる儀式がゴルフを複雑にしています。

例えばハーフを回ってご飯を食べたり、時間をかけてパットのラインを読んだり。
そのパターでも考えすぎて緊張し、3パットすることもあるでしょう。
そんなラウンドする上での贅肉をそぎ落としてみると、パッと見て決断しすぐに打つことが、シンプルなゴルフの原点と気づくかもしれません。

そして、スピードゴルフは走ることでとても疲れてしまうので、いちいちくよくよと悩んでる暇がないので、メンタル面に良いかもしれませんね!

まとめ

18ホールのスコアとプレー時間の合計で競うスピードゴルフ。
普段のゴルフを見慣れた私たちには衝撃的てすよね。
しかしその魅力はたくさんあります!

ゴルフの予定を立てると、だいたい1日がかりになってしまいますよね。
ところがこのスピードゴルフなら午前中にサクッと回れてしまうので、1日が有意義に過ごせます。
挑戦してみる価値がありそうです!

目下のところの問題は、スピードゴルフに対応しているゴルフ場が少ないことです。
早朝や薄暮プレーができるようになると競技人口も増えそうですね!

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