持っていますか?グリーンフォーク

マナー・ルール

2020年の調べによるとゴルフをプレーする若い人が増えているそうです。先細りが心配されていたゴルフ業界にとってはとっても明るいニュースです。
プレー料金の値下げや一人予約、予約サイトによるビジターだけのラウンドの解放など多くの理由があるでしょうが、セルフプレーの導入も大きな理由のひとつではなかったでしょうか。しかし、一方でマナーの極端な低下を懸念する声があがっていて問題にもなっています。中でもグリーンの芝を大切にするのは重要なマナーです。グリーンについたボールマークを直すグリーンフォークはゴルファーなら必ず持っていたいもの。今回はそんなグリーンフォークについてのお話です。

グリーンフォークとは

そもそもグリーンフォークとはどんなものでしょうか。グリーンを狙ってボールがグリーンにキャリーすると、その勢いでグリーンに穴が開くことがあります。アプローチではあまりそういうことはありませんが、高い球でボールが落ちるとその勢いとバックスピンの関係でグリーンの芝がえぐれてしまいます。
えぐれた部分をそのままにしておくと芝生が枯れてしまいますので、その部分をなるべく早く修復してあげる必要があり、その時に使うのがグリーンフォークです。
テレビでプロのトーナメントを見ているとグリーンに上がった時に片方の手でグリーンになにかを刺しているシーンが出てきますが、あれがまさにグリーンフォークでグリーンを修復しているところです。
プロの場合目土はだいたいキャディがやっていますがグリーンの修復は自分でやることがほとんどで必ずグリーンフォークを持っています。

グリーンの修復は重要なマナー

フェアウェイの目土とグリーンの修復はプレーヤーがするべき重要なマナーです。正直目土はセルフプレーではやっていない人も多いようです。芝生が枯れてしまいゴルフ場が荒れてしまいますが、グリーンが荒れるよりはまだましでしょう(目土をしなくて良いという意味ではありません)グリーンはグリーンキーパーという職種の人が毎日毎日手入れをして私たちが気持ちよくプレーできるように整備をしてくれています。しかし、昼間プレーしている人がいるところを修復して回ることなどできません。その日にプレーする後続組のためにも、またグリーンの芝を美しい緑に保つためにもプレーする人はグリーンを必ず修復するようにしなくてはなりません。グリーンにボールマークがつくのは比較的グリーンがやわらかい時が多いのですが、えぐれてから時間がたつほどえぐれた部分の周辺が硬くなってしまって修復が利かなくなってしまいます。そのためグリーンにあがったらプレーヤーがすぐに修復することが重要なのです。

グリーンフォークの使い方

使い方ですが、間違っている人も少なくありません。ここで正しい使い方を覚えてしまいましょう。

1、ボールが落ちて開いてしまった穴の淵に斜めにグリーンフォークを刺します。
2、持ち手のほうを穴のほうに倒します。斜めに刺したグリーンフォークをまっすぐに立てるようなイメージです。
3、これを大体穴の周辺4か所でおこないます。
4、最後にパターの底で寄せた芝生を上から叩いて馴らします。

まれにまっすぐにグリーンフォークを刺して斜めに倒している人を見かけますがこれだと芝生の根が切れてしまい芝生が枯れてしまいます。必ず斜めに刺してまっすぐにたてるようにしてください。

まとめ

ゴルフをやる人が増えてきたのは素晴らしいことです。時代錯誤の服装マナーなどおかしなものは個人的にはゆるめるべきだと考えています。せっかくのゴルフですから小うるさいことをいわず楽しめばそれで良いという考え方も、ある意味正解でしょう。
しかし、みんなで使うコースやグリーンをみんなで大切にするということは時代に関係なく心がける必要があることではないでしょうか。
自分たちもきれいなグリーンでプレーしたいはず。ボコボコでボールが跳ねてしまうようなグリーンが好きだという人はいないでしょう。みんながゴルフ場を大切にすることでいつでも気持ちよくプレーできるようになります。
これを機会にグリーンフォークを持っていない方はぜひ入手してください。

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