米国男子入替戦 石川遼は来期出場権を逃す

海外男子

来期のPGAツアー出場権をかけたウェブドットコムツアー・ファイナルズ。
全4戦の最終戦、ウェブドットコムツアーチャンピオンシップの最終日が、悪天候のため1日順延で現地2日にフロリダ州アトランティックビーチCCで行われた。

初日に71と出遅れ、予選落ちの危機の中で2日目を65と復活し予選突破。望みをつなげたが、3日目にまたもや73の失速。

「人生最高のラウンドが必要」と最終日に臨んだこの日は、5バーディーの5アンダーとスコアを伸ばし、トータル9アンダーとなったが、ほかの選手もスコアを伸ばす展開に。

優勝はトータル24アンダーのジョナサン・バード。
石川は最終順位40位で終了した。

ファイナルズ3戦を終えての賞金ランク22位から、この最終戦を終えて31位まで下がり、25位までに与えられる来季米国男子ツアーの出場権を得ることはできなかった。

結果的にはあと5つほどスコアが伸びていれば可能性があっただけに、初日と3日目のスコアが惜しまれる。

今後は日本で数試合の参戦を予定しつつ、引き続き下部ツアーの参戦も睨むが、来期の方針はまだ決まっていない模様。

15歳で国内男子マンシングウェアオープンを優勝し、16歳でプロに転向。
その後も数々の最年少記録を作り、日本の男子ゴルフ界を引っ張ってきた石川。
松山英樹の同年代で米国参戦も松山より1年早く道を作ってきた。

米国参戦5年で大きな転換期を迎えたと言え、今後の動向が注目される。

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