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女子ゴルファーのプロ最強のアニカ・ソレンスタムは凄かった

2020/06/11|ゴルフウィズ編集部

2008年に37歳の若さで引退した女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタム。
2020年、トランプ大統領からゴルフ界で米国人以外ではじめてゲーリー・プレーヤーと共に大統領自由勲章という米国において最高位の文民名誉賞を授与されると公表がありました。
そこでその足跡とゴルフ界に残した多くのことをご紹介します。

アニカ・ソレンスタムの足跡

アニカ・ソレンスタムは、どちらかというと遅い、12歳でゴルフを始めたといいます。
そして大学留学中に世界女子アマに優勝し1993年にプロ転向後、翌94年に米ツアー新人賞を獲得しています。

【華々しいゴルフのキャリア】
・ その名が知られてからツアー3勝して賞金女王になり以降8回の賞金女王に輝く
・ 年間平均ストローク69.99で女子プロ史上初めて70の壁を破る
・ 1ラウンド59のスコアで女性ゴルファーとして初めて50台をマーク
・ 年間平均ストローク68.7をマーク
・ 女子で58年ぶりに男子ツアーに出場し、予選落ちしたものの女子でも通用することを示した
・ 世界ゴルフ殿堂入りし2005年には20戦10勝を成し遂げた

【アメリカ人ではないこと】
忘れてならならないのが、彼女がアメリカ人ではないスーパースターという点です。
アメリカのLPGAツアーで活躍するゴルファーはアメリカ人が中心でした。
1987年に岡本綾子プロが、LPGA賞金女王になるまでアメリカ人以外の賞金女王は存在しなかったのです。
岡本プロのの凄さもわかりますね!
その後、アニカの活躍がアメリカ人以外のプレーヤーを後押しすることになり、LPGAツアーのアジアやヨーロッパの開催へとつながりました。

既成概念を覆した現役時代

当時としては驚かれることがいくつもありました。

【いち早くテクノロジーを導入】
アニカはプロデビューしてまもなく他のプロが使用したことのないギアを駆使しました。
まず取り入れたのが、大型チタンヘッドのドライバー、ショートウッドやマレット型パター、ウレタンカバーのボールなどです。

もともと保守的なゴルフ界、90年代初頭は糸巻きバラタボールにステンレス製のメタルドライバーが主流で、パーシモンのドライバーを使用するプロもいました。

そこで彼女は大型のチタンドライバーのグレートビッグバーサを使用。
さらにロングアイアンではなく7W、9Wでパーオン率1位を獲っています。

パターは大型のマレット型を採用し、当時珍しかった「オデッセイ2ボールパター」は彼女の活躍によって世界中に知られるようになりました。

【フィジカルトレーニングを積極的に導入】
もともとゴルフは、身体を鍛えるより技を磨いてスイングを作ることが重要と思われていましたが、アニカはゴルフ界にもフィジカルトレーニングの重要性をわからせたのです。

彼女ははウエイトトレーニングを積極的に取り入れて、フィジカルレベルを向上させました。
最新テクノロジーの導入とフィジカルの向上でドライバーの飛距離を40ヤード以上も伸ばし、ドライビングディスタンスで上位にランクされるように。
そのため今度はショートウッドに変えてロングアイアンを使用するようになりました。

【54ビジョンの提唱】
よく知られているのが54ビジョンを掲げたことです。
それは1ラウンド全てをバーディーで回り、54のスコアを達成するという考え方です。
プロでも64なら驚くスコアなので、54というスコアがいかに難しいかが分かりますね。
そこであえて「54ビジョン」を掲げることで限界を乗り越える考えを得て、実際に59という前人未到のスコアを達成しました。

まとめ

アニカ・ソレンスタムは多くのゴルファーに影響を与えています。
日本でも当時、宮里藍選手がサインと一緒に54の数字を入れていたほどです。
成績が凄いということだけではなく、ゴルファーの精神的なよりどころの存在だったのですね。

LPGAのホームページに彼女は寄せています。
「世界中を旅し、多くの素晴らしい人々に出会えました。ゴルフに感謝しています。逆境に立ち向かう強さ、内気な性格を克服する勇気、そして自分を信じる能力など、多くの人生の教訓を教えてくれました」
ゴルフを楽しむ多くの人に知ってもらいたい言葉ですね!

ゴルフウィズ
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