熱中症になりにくい体を作るゴルファーの暑熱順化ランニング
夏のゴルフのラウンドで「後半になると頭がクラクラする」「18ホール終わるとぐったり」という経験があるかもしれませんね。
実は、暑さへの弱さは、慣れで大きく変わります。
今回ご紹介する「暑熱順化ランニング」を取り入れれば、夏でもスコアを崩さない体づくりが可能です。
なぜゴルファーこそ「暑熱順化」が必要なのか
ゴルフはハードに動き続けるスポーツではないですが、日陰に逃げられない過酷な環境が何時間も続きますよね。
夏ゴルフを楽しむには、暑さに強い体を事前に作ることがスコアアップよりも先に必要なのです。
【ゴルフ特有の体の消耗を知ろう】
ラウンド中の体の消耗は、激しい運動とは少し違います。
・ 強度は低くても4〜5時間炎天下に晒され続ける
・ カートを使っていても日差しと湿気で体温が上昇し続ける
・ まだ動けると感じながらも知らないうちに体内の水分・塩分が失われていく
この「じわじわ型の消耗」が、後半のショットの乱れや判断ミスにじわじわと影響してきます。
後半崩れるパターンに心当たりがある方は、暑熱順化不足が原因かもしれません。
【暑熱順化とは何かをざっくり解説】
暑熱順化とは、暑い環境に体を少しずつ慣らすことで、体温調節機能を高めるトレーニングのこと。
具体的には、
・ 発汗が早くなり体温の上昇を抑えられるようになる
・ 汗の量が増えても塩分の損失が少なくなる
・ 心拍数が安定し暑さの中でも集中力が維持されやすくなる
といった効果が期待できます。
アスリートの世界では常識となっているこのメソッドが、実はアマチュアゴルファーにこそ有効なのです。
【順化には1〜2週間が目安】
暑熱順化の効果が出始めるのは、暑い環境でのトレーニングを始めてから約5〜10日が一般的な目安です。
逆に言えば、夏のゴルフシーズン直前に始めれば、十分に間に合います。
毎日やる必要はなく、週3〜4回程度のランニングでも、体はしっかりと暑さへの適応を始めてくれます。
ゴルファーのための暑熱順化ランニング実践ガイド
では、具体的にどんなランニングをすればよいのか。
ポイントは、気合いを入れて走るのではなく、あえて暑さの中でゆっくり走ることで、ハードな練習は必要なし。
むしろ、ゴルフ場と同じような、じんわりと汗をかき続ける状態を意図的に作り出すことが目的です。
【走るタイミングと強度の設定】
暑熱順化ランニングで大切なのは、実は涼しい早朝を避けて日中に走ること。
・ 推奨時間帯:午前10時〜午後3時の間(暑さのピーク前後)
・ ペース:会話ができるくらいのゆっくりジョグ(キロ7〜8分でもOK)
・ 時間:最初は20〜30分からスタートし慣れたら40〜50分に伸ばす
・ 服装:通気性の良いウェアを着用し帽子と日焼け止めは必須
「もっと走れるのに」と感じるくらいの強度がちょうど良く、無理は禁物です。
【水分補給の戦略を変える】
暑熱順化ランニングは、水分補給の仕方も見直す良い機会です。
・ 走る30分前にコップ1〜2杯の水を飲んでおく
・ ランニング中は15〜20分おきに少量ずつ補給
・ 水だけでなくスポーツドリンクや経口補水液を適宜使う
・ 走り終わったら体重を測り減った分をしっかり水分で補う
ゴルフ中の水分補給と全く同じリズムを練習しておくことで、本番でも自然と補給できる体のリズムが身につきます。
【ランニング後のクールダウンも練習のうち】
走り終わった後のケアも、暑熱順化の一部です。
・ 急に冷房の効いた室内に入らず日陰で5〜10分ゆっくり歩く
・ ストレッチをしながら体温を徐々に下げる
・ シャワーはぬるめのお湯を使い体への急激な温度変化を避ける
夏のラウンド後も同様のクールダウンを意識すると、翌日の疲労感が明らかに変わってきます。
これはスコアにも、そして次のラウンドへの意欲にも直結する大切な習慣です。
まとめ
夏ゴルフを制するのは、技術より「暑さに負けない体」。
暑熱順化ランニングは週3〜4回、日中のゆっくりジョグを1〜2週間続けるだけで効果が出始めます。
水分補給やクールダウンも合わせて習慣化することで、18ホールを最後まで集中して回れる体が手に入りますよ。
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