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海外でで流行っている「ディケードゴルフ」とはどんなもの?

2020/07/10|ゴルフウィズ編集部

日本では耳馴染みのない「ディケードゴルフ」。
米ツアーで流行中の理論で、スコット・フォーセットという人が考え出したものです。

ディケードとは「10年」という意味ですが、その言葉にはゴルフのスコアをアップさせる秘訣が隠されています。
ご紹介しますので見ていきましょう!

ディケードゴルフはどんなもの

これはスコット・フォーセットという人が、ゴルフをする上での考え方を理論化したものです。
講座があるので実際受けるのが一番なのですが、どのようなものなのかそのさわりの部分をお伝えします。

【ディケードの意味】
ディケードとは10年という意味ですが、ディケードゴルフの意味では単語の頭文字を取ったものでもあります。

・ DISTANCE(距離)
・ EXPECTATION(期待)
・ CORRECT TARGET(正確な狙い)
・ ANALYZE(分析)
・ DISCIPLINE(原理、原則)
・ EXECUTE(実行)

この6つを気に留めてゴルフをしましょうということです。

【ディケードの内容】
スコアをどう見ていくかは、ゴルフはバーディを狙うのではなく「ボギーを減らすゲーム」である、ということです。
狙って入れることが出来るパットは2メートル以下だからそれに労力を費やすよりも、ショットで正しいターゲットを狙ってボギーを減らす方が効率がよいという考えです。
「バーディを取りに行く」のではないということですね。

平均スコアが69~71の人はボギー以上を打たない確率は68%で、平均スコアが85であればボギー以上を打つ確率が83~84%というデータもあるそうです。
「高スコアの方はボギーを減らしてスコアを伸ばした」という見方をします。

ディケードの具体的な考え方

スコット・フォーセットは憧れのタイガー・ウッズの凄さを研究しました。
その結果わかったことをもとに理論を打ち出しています。

【5つの項目】
・ ダブルボギー以上を打たない
・ パー5のボギーは死を意味する
・ 3パットはしない
・ 150ヤード以内からのボギーはしない
・ アプローチが簡単な状況の判断ミスはしない

タイガーはこの5つのミスをほとんどしません。
だから強いということです。

彼はこの5つの項目に目をつけてアマチュアに落とし込みました。
もちろんこれをそのまま当てはめるのではなく、アマチュアゴルファーの場合、たとえば一番目はトリプルボギーは打たない、パー5のダブルボギーはしない、などに変換すればよいのだそうです。

【ラグハットの重要性】
ディケードでは他にも「ラグハット」の重要性を強調しています。
ラグハットというのはミドルからロングパットのことです。
アマチュアでは距離感の練習が後回しになっている、ということに目をつけています。

パットの苦手な人は2メートル以内の練習に集中する傾向があります。
それではいつまでたっても長い距離の距離感はつかめない、ということです。
ロングパットの距離感がつかめれば、ためらいなく打って2パットすることができそうですね。
アプローチでは距離感の練習をしますが、ロングパットの距離感も同じように意識して身につけましょう。

また上手な人は安全なところにターゲットを絞ってアグレッシブに攻めます。
安全なところなので、ミスをしてもまあいいかと思える許容範囲だったりします。
ところがこの逆をやってしまい、結果的に大きなミスを招くのがアマチュアなのだそうです。

さらにディケードではゴルフのスコアを出すのに優先順位があると説いています。
高い順から並べてみると

・ どのようなコースなのかを知る
・ 体調やスイングなど自分の状態を知る
・ スタート時間からの戦略を組む
・ 戦略に対しての準備をする
・ 食事、睡眠などの管理
・ 低い球だとかドローとかのショットのメーキングスキル
・ 結果

意外な優先順位に見えますが、なるほどとも思えますね。

まとめ

ディケードゴルフは奥が深く教科書のようになっていて、アメリカでは大学やプロなどが取り入れているという理論です。
PGAツアー経験者も取り入れてるとなると、自分にはほど遠いように思ってしまいますね。

あくまでも理論なので、そういうものがあるのか、ぐらいに留めておいてもよさそうです。
できる範囲で取り入れてみたいですね!

ゴルフウィズ
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