プレーが遅い初心者ゴルファーへの適切なアドバイスを考える

マナー・ルール

ゴルフをある程度経験すると、先輩として初心者の人とラウンドすることがあると思います。
初心者だとプレーが遅いのは当然のことですが、それについてどうアドバイスするかも迷うところ。
自分のプレーに影響を与えないようにしながら、そこでできる適切なアドバイスを考えます。

プレーが本当に遅いのかどうかを確認

初心者の遅いプレーを見て、やみくもに早いプレーを促すのは十分ではないかもしれません。
そこで少し様子を見てアドバイスをしてみましょう。

【その人が本当に遅いのかどうか】
ゴルフで人にアドバイスをする時には、その人のプレーが本当に遅いのか、それともそういう人なのかの見極めも必要です。

・ 事前の準備をしているかどうか
・ 同伴の人のボールが空中にある間動くかどうか
・ 距離を見る前にクラブを出しているか

プレーが遅いかどうかは、事前の準備をしているかどうかで差が出ます。
自分の番が来てすぐ打てるような準備をしているかどうか。
それができていれば、初心者にありがちなミスショットで進みが遅くても、周りのペースを乱すことは少ないですよね。

【基本的なアドバイスの方法】
よくあるアドバイスは「打ったらすぐ走る」「スコアをつけるのはグリーンを出てから」など。
それはもちろんですが、自分の番が来た時にすぐ打てるような準備をすることが、早いプレーにつながることを知っておきましょう。

ちょっとしたことですが、よくある「遅いプレー」は、自分の番が来てからパターカバーを外したりライン読みを始めたりすることだそうです。
「自分の番が来る前にパターカバーを外しておこうね」という一言でプレーがぐんとスピーディになります。

またティショットであれば、「自分の番が来る前にティやボールの準備をしようね」と一言。
「早く早く」ではないアドバイスの方が効果的です。

プレーが遅い初心者へのアドバイスの方法

初心者でもカンが良い人だったら、先輩ゴルファーの動きを見てどんどんレベルアップします。
その一方、何度注意してもプレーが遅いままの人もいます。
性格的にノンビリしている人などは、自分が遅いという自覚がなかったりもしますね。

【相手を変えるよりアドバイスの仕方を変える】
そんな人には何度も注意してもこちらがイライラするだけ。
ただ注意するだけでは通じません。
例えば3か条などを提示してあげて、変わるきっかけを作ってあげましょう。
言いたいことはたくさんありますが、

・ クラブは2~3本持っていく
・ グリーンが近い場所からパターを必ず打つ
・ レーキをもってからバンカーに入る

など具体的なポイントに絞ることが効果的です。

【他にもあるアドバイスの仕方】
他にも、カート移動の際に、自分のクラブはしまわず手で持ったまま近くの席に座る、というのもよいかもしれません。
経験が浅いうちは知らないことが多いは当然のこと。

「相手を待たせないためにはこうしたほうがいいよ」と理由をちゃんと説明してあげれば相手も「あ、なるほど」と納得してくれます。
そこで「走れ」「急げ」と言われるだけでは相手も反発するもの。
ゴルフ嫌いになりかねませんね。

【相手を手助けするのは自分のためにもなる】
ラウンド中、相手のプレーに対して適切な声掛けするのは面倒な気もしますが、それでお互いが気持ちよくプレーできれば、こちらのスコアアップにも繋がります。
面倒がらずに「早く早く」以外の適切なアドバイスをしてみましょう。

逆に経験の浅いゴルファーが「プレーが遅い」と指摘されて悩んでいるとしたら、プレーが速くなるための3か条をキャリアの豊富な人に提示してもらうのが名案です。

まとめ

初心者の人とゴルフをすると、プレーが遅くてもやもやすることもあるでしょう。
その遅いプレーが、初心者だからなのか、性格的なものなのか、相手の様子を見てアドバイスを変えてみましょう。

ただ「早く早く」とせかすだけでは、言われた方も「なんだか怒られるばかりのゴルフだったな」とゴルフが嫌いになってしまうかもしれませんね。
その上こっちも気分が晴れません。
上手なアドバイスをしてお互い楽しくプレーしたいですね!

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