インドア練習場の利点と欠点

ゴルフスクール・練習場

最近都市部ではインドアの練習場が増えてきました。
以前は「鳥かご」と称される網の中で目の前の的に向かって打つだけのものでしたが、最近はスクリーンに向かって打ちボールの弾道が表示されるばかりか飛距離や初速、ボールの回転数やヘッドスピードまで表示されます。中には自分のフォームが毎回映像でプレイバックされる設備を整えているところもあり、至れり尽くせりです。

多くの利点があるインドア練習場ですが、少なからず欠点もあります。今回はインドア練習場をテーマに考えてみたいと思います。

インドア練習場のメリット

都市部を中心に急激に増えているインドア練習場。レッスンの場としてもポピュラーな存在になってきていますね。
都市部では150ヤード、200ヤードといった打ちっぱなしをあらたに作るだけの土地もなく、あったとしてもとんでもない地価でしょうからビルのワンフロアで開設できるインドア練習場が多くなっています。
では、そんなインドア練習場のメリットはなんでしょうか。

・1年を通じて快適な空間で練習ができる
インドア練習場は当然室内ですので空調が整っており、雨風が入ってくる心配もありません。常に一定の室温の中で快適に練習をすることが可能。特に女性には嬉しいメリットといえるのではないでしょうか。

・多彩なモードで飽きずに練習できる
インドア練習場の場合、前方のスクリーンにボールの軌跡が表示されますが、通常の打ちっぱなしの練習場画面だけではなく実際のコースの画面などに切り替えることができるシステムを採用している練習場もあります。
こういった練習場はラウンドモードが選択できることが多く、ただ前方にボールを打つ練習だけでなく実際のコースを回るのと同じような感覚でさまざまなクラブの練習が可能です。

・スイングやボールのデーターが確認可能
インドア練習場では1球ごとに飛距離のみならずヘッドスピードやボール初速、バックスピン量などが表示されます。設置されているシステムによって表示項目に多少の差はありますが、自分のショットが瞬時に解析されますのでデーターに基づいた練習が可能です。

・スイング動画がすぐに見られる
インドア練習場の中にはスイングを毎回撮影し再生してくれるシステムを備えているところもあります。ゴルフのスイングは自分では相当に直しているつもりでも実際に見てみるとほとんど変わっていないことが多いので、確認しながら練習することで確実に修正をすることができます。

インドア練習場のデメリット

一方インドアの練習場もメリットばかりではありません。続いてデメリットをあげてみましょう。

・雨風の影響が無い
さきほどメリットのところであげた1年を通じて快適な空間で練習できるというメリットは裏を返せば雨風の影響を感じることができないというデメリットになります。
これくらいの風ならこれくらい流されるとか、ボールが吹け上がるといった感覚を養うことができず、実際のラウンドで遭遇する自然現象への対応力が養われません。

・距離感が掴みにくい
特に100ヤード以内の距離で影響が顕著ですが、スクリーンで出てくる残り距離に合わせて練習しても実際のコースに行くと視覚情報がかなり変わってきてしまいます。
スクリーンで見る50ヤードと実際にコースで見る50ヤードは感覚的にかなり違います。
いくらインドアで50ヤードはこれくらいの強さで、というのを練習していても実際のコースで視覚的に入ってくる情報が違ってくるとオーバーしそうだとかショートしそうだ、という感覚にとらわれて無意識のうちにインパクトをゆるめたり強く入れたりしてしまい、結果的にミスに繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。快適なインドアの練習場には今までにないメリットが多くありますが、インドアゆえのデメリットも存在します。
ご自身の練習メニューに応じて上手に使い分けてみてください。

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