プロも実践!ゴルフボールにラインを入れてみよう

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ここ数年、プロの試合を見ているとラインの入ったボールを使っている選手が急激に増えてきていることに気が付いている方も多いのではないでしょうか?ボールのブランドによっては最初からラインが入っているデザインのものもありますが、ラインが入っていないボールの場合は自分で入れることもできます。
今回はラインを入れることの意味と手軽にラインを入れられる商品の紹介をしてみたいと思います。

ラインはなんのために入れるのか

まずボールにラインを入れる目的はなぜなのかを整理してみましょう。
これは大きく分けて二つの理由があります。

ひとつめは打ち出す方向をしっかり確認し、正しいアドレスとストロークをするためです。まっすぐなラインのパットならカップに向かって、フックやスライスのラインならボールを打ち出す方向に向かってラインを合わせます。そしてラインに対してきちんと平行になるようにアドレスをセット。パターのフェースはラインと直角になるようにセットします。
これで正しく構えることができることになります。
練習マットと違いコースのグリーンでは正しい向きでアドレスをすることは簡単ではありません。正しく構えることができなければ最初からボールは間違った方向に打ち出されてしまいます。また、ストロークでパターヘッドだけを目標方向に動かそうとしても構えが違う方向を向いているとストロークと構えの方向がずれていることになりますので押し出しや引っ掛けといったミスが出やすくなってしまいます。
ラインを入れることで目標に対する正しい構えと正しいストロークがしやすくなります。

ふたつめはボールの回転を確認しやすくするためです。
これは本番のコースのグリーンはもちろん、練習でも大変役に立ちます。ラインを目標に向け正しくストロークすることができればラインが1本の線のように見えながらボールが転がっていきます。自分のストロークが正しく、ボールが良い転がりをしているかどうかが確認しやすく修正点が確認できます。

最初からラインが入っているボール

メーカーが最初からアライメントラインを入れているボールもあります。代表的なものは

・キャロウェイクロムソフト トリプルトラック
中央に赤い線が1本、その上下に青い線が2本入っています。これはキャロウェイ傘下のオデッセイのパターにも同様のデザインが施されているものがあって、ボールとセットで使用すると正しいセッティングができるというものです。
もちろんボールだけでも使えます。

・スリクソン トライスター
3ピースの比較的お手頃な価格帯のボールです。トリプルトラックほど目立つラインではありませんが、3本のラインとフェースを合わせる直角のラインが入っています。

・テーラーメイド TP5pix
これは他のボールのようにラインが引いてあるのではなく、模様の間の白いボールの色がラインの役割を果たすというものです。リッキー・ファウラーとの共同開発ということで2020年に開催された最初のメジャー大会である全米プロでも使用していました。

<h2>ラインマーカー

続いてはラインが入っていないボールに自分でラインを入れるためのグッズの紹介です。いずれも1000円台から2000円程度で購入することができます。

・十字ラインマーカー
ボールに固定できるプラスチックのカバーをかぶせて縦ラインと横ラインを入れられるマーカーです。マーカーペンが付属していて綺麗にラインを入れることができます。

・マスターマーカー
構造は同じでボールにプラスチックのカバーをかぶせて十字のラインを入れられますが、ライン以外に星やハートのマークも入れられます。専用のペンが付属していて色も選べます。

・LITEゴルフラインマーカー
こちらも構造的には差異はありませんが、カバーが透明のためボールが見やすくなっています。合計6本のラインを入れることができますので好みでラインの数を調整できます。

ラインマーカーであとからラインを入れる商品の場合、どうしてもラウンドで使うとラインのインクが剥げます。またクラブのフェースに跡がつくこともあります(洗えば落とせます)
ですので、ずっと綺麗なラインを使いたい場合は最初からラインが入っているブランドを選ぶほうが良いでしょう。

まとめ

ラインが入っていると、特にショートパットで効果を実感できます。カップに対してまっすぐ構えているかどうかの不安がかなり解消されますので実際に正しく構えられるという効果以外にも安心感からヘッドアップしなくなるという効果も期待できます。
1mくらいのパットに不安がある方はぜひ一度試してみてください。

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