ゴルフ後半でも崩れない!俊敏性を高めるラダートレーニング

18ホールを回るゴルフは楽しいけれど、後半になるとどうしても足が重くなったり、スイングが乱れたりしてしまいますよね。
そんなときにおすすめなのが「ラダートレーニング」。ちょっとした工夫で俊敏性を磨けば、最後までリズムよく気持ちよくプレーを続けられます。
俊敏性があるとゴルフ後半がラクになる
ゴルフは「歩く時間」と「スイングする瞬間」が交互にやってくるスポーツ。
ラウンドが進むにつれて疲れが出て、体の動きがぎこちなくなった経験は誰にでもあるはず。
そこで効いてくるのが俊敏性なのですが「ラダートレーニング」がその助けになります。
【ラダーってそもそも何?】
「ラダー」とは、トレーニング用のはしご状の器具で、地面に平たく置いて使います。
見た目はシンプルですが、足を細かく動かす練習をすると、瞬発力やバランス感覚、リズム感を同時に鍛えられる優れもの。
サッカーやバスケットの選手が使っているのを目にした方も多いかもしれませんが、ゴルフにもぴったりのトレーニングアイテムなのです。
【疲れてもスイングが乱れにくい】
ラウンド後半は、どうしても上半身に頼った力任せのスイングになりやすいもの。
でも俊敏性を鍛えておくと、下半身が最後までしっかり使えるので、スイングのバランスが崩れにくくなります。
自然とショットの方向性や飛距離も安定して、疲れていても納得のいく一打につながります。
【状況が変わっても対応できる】
ゴルフはホールごとに状況が変わります。
ラフに入ったり、バンカーに捕まったり、風の強さも毎回違いますよね。
そんなとき俊敏性があると、体が自然に反応して動きやすくなり、切り替えもうまくいきます。
大きなトラブルを防げるので、スコア崩れも少なくなります。
【集中力も落ちにくい】
俊敏性トレーニングには、ただ体を動かすだけではなく「次の動きを考えながら足を動かす」要素があります。
そのため頭の切り替えも速くなって、ラウンド後半でも集中力を保ちやすくなります。
体も心もリズムよく動くと、プレー全体がスムーズになりますよ。
おすすめのラダートレーニング
ラダートレーニングは地面に置いたラダーを使って足を細かく動かす運動で、自宅の庭や公園でも気軽にできます。
しかも短時間で汗をかけるので、ゴルフだけでなく、体力づくりにもぴったり。
【まずは「両足ジャンプ」でウォームアップ】
ラダーのマス目をリズムよく両足で飛び越えていく基本の動きの「両足ジャンプ」。
ポイントは高く跳ぶよりもテンポよく進むこと。
ウォームアップ代わりに取り入れると、すぐに体が温まってスイングも軽く感じられます。
慣れてきたらスピードを少しずつ上げると、俊敏性アップに直結します。
【サイドステップで下半身を安定させる】
体を正面に向けて、左右にステップを踏みながらラダーのマスを進んでいく動きが「サイドステップ」。
移動方向の外側の足で地面を蹴ることで、素早い切り返しが可能になります。
股関節や内ももがしっかり使えるので、下半身の安定感がアップ。
ゴルフではスイング中に土台がブレないことが大切なので、特にドライバーやフェアウェイウッドの安定感に差が出ます。
【インアウトステップでリズムを整える】
「マス目の中」と「外」を交互に踏むインアウトステップは、リズム感が養えます。
・ ラダーの横に立ち両足をラダーの外側に置く
・ 両足を同時にラダーのマスの中に入れ(イン)
・ 両足を同時にラダーの外側に戻す(アウト)
・ イン→アウトを繰り返しながらラダーのマスを前進
リズム感が身につくと、スイングも自然とテンポよく振れるようになります。
まとめ
ゴルフの後半でスコアを崩すのは、俊敏性や集中力の低下も原因のひとつ。
ラダートレーニングを習慣にすれば、疲れても体が軽く動き、最後まで安定したスイングをキープしやすくなります。
両足ジャンプやサイドステップなど、基本的なメニューから始められるのも嬉しいところ。
次のラウンドに向けて、ちょっとした日常の運動に取り入れてみてください。
きっと18ホールを回り切ったときの手応えが変わっているはずです。