ラウンド終盤でも崩れない握力&前腕トレで安定スイング

ゴルフのラウンド終盤、ナイスショットが続いていたのに突然ミスが増加…その原因、実は握力の低下かもしれません。
握力と前腕を鍛えることで、スイングは最後まで安定し、飛距離もキープできます。
すぐに始められる簡単トレーニングで、崩れないスイングを手に入れましょう。
握力が落ちるとスイングは乱れる理由とその影響
長いラウンドでは、疲労による握力の低下が意外な落とし穴で、握力が落ちるとクラブが安定せず、方向性や飛距離に直結するのです。
そこでまずは握力とスイングの関係を理解しましょう。
【終盤のスライスやダフリは握力低下が原因かも】
ゴルフのスイングは、グリップを安定させてクラブを正確にコントロールすることが基本です。
ところが、ラウンド後半になると前腕が疲れ握力が弱まって、クラブフェースがブレやすくなります。
これによってスライスやダフリが出やすくなり、せっかくの好調が台無しになることも少なくないのです。
【飛距離が落ちるのは筋肉の疲労だけではない】
「終盤になると飛距離が出なくなる…」という声はよくあります。
もちろん下半身や体幹の疲労も関係しますが、握力が低下するとインパクト時のエネルギー伝達が不十分になり、ボールに力が伝わりません。
となると握力を鍛えておくことは、飛距離維持のためにも重要だということになるのです。
【握力と前腕の持久力がゴルフの安定感を生む】
握力と聞くと「力強く握る」イメージがあるかもしれませんが、ゴルフでは強さだけでなく持久力が求められます。
18ホールを通して安定したスイングをするには、前腕の筋持久力が欠かせません。
持久力があれば、終盤でも余裕のあるスイングが可能になるのです。
今日からできる握力&前腕を鍛えるトレーニング
握力と前腕を強化するといっても特別な器具は必要はなくて、自宅やオフィスでもできるトレーニングを取り入れれば、ラウンド終盤のミスを減らせます。
そこで、手軽で続けやすいメニューを紹介していきます。
【ハンドグリップで握力を鍛える基本メニュー】
市販のハンドグリップを使ったトレーニングはシンプルで効果的です。
1回につき10〜15回握り、これを左右交互に3セット行います。
テレビや動画を見ながらでもできるので、隙間時間を活用しやすいのも魅力ですね。
握るだけでなく、ゆっくり開く動作も意識すると前腕全体に効きます。
【ペットボトルでできる手首カール】
500mlのペットボトルに水を入れて手首カールを行うと、前腕の筋肉に直接刺激が入ります。
腕を膝の上に置いて、手首だけを上下にゆっくり動かしましょう。
軽い負荷で構わないのですが、ゆっくりと行うことで筋持久力が鍛えられます。
週に2〜3回で十分な効果が期待できます。
【タオルを使った握力持久トレーニング】
バスタオルを絞る動作は、前腕全体を使った握力強化にぴったり。
乾いたタオルを強く絞るだけでも効果があり、水に濡らして行えば負荷がさらにアップします。
10回ほど繰り返すと前腕がじんわり熱くなり、ラウンド後半でも握力が持つ感覚を実感しやすくなります。
【新聞紙を片手で丸めるトレーニング】
とてもシンプルな方法ですが、新聞紙を広げて片手だけでギュッと丸めていくトレーニングは、握力と指先の器用さを同時に鍛えられます。
途中で力を抜かず、最後までしっかり小さく丸めるのがコツで、結構きついですよ。
これもすぐにでも取り組めるので、習慣化しやすいところがポイント。
ラウンド前に片手ずつ数回行えば、握力のウォーミングアップとしても活用できます。
まとめ
ゴルフのラウンド終盤にショットが乱れる原因は、意外にも握力と前腕の持久力不足であることが多いです。
握力が落ちるとクラブフェースが不安定になるので、方向性や飛距離にも影響するのです。
ご紹介した簡単トレーニングを習慣にすれば、終盤でも崩れない安定スイングが手に入ります。
毎日の少しの積み重ねが、18ホールを最後まで楽しめる強い握力を作る、ということで、ぜひ意識して取り組んでみてくださいね。