クラブハウスで1分のラウンド前にやるべき股関節ストレッチ

ゴルフライフ

ラウンド前のたった1分でゴルフの調子が変わるとしたら…。
クラブハウスで気軽にできる股関節ストレッチを取り入れることで、スイングがスムーズになり、体のキレもアップします!
大事な1打の前にこそ実践したい習慣。
ご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。

なぜ股関節ストレッチがゴルフに効くのか

ゴルフのスイングはクラブさばきよりも股関節の柔らかさが重要。
下半身、とくに股関節が動くかどうかで、飛距離や安定感、ケガのリスクまで変わります。

【スイングの回転力を引き出す】
ゴルフのスイングは、肩や腕だけで回しているのではなく、下半身を土台にした全身運動です。
股関節が固まっていると、どうしても腰だけで回そうとしてフォームが小さくなりがち。
その結果として力みが出たり、スイングプレーンが崩れたりしてしまいます。

反対に、股関節を柔らかくしておくと、上半身と下半身が連動しやすくなって、自然に体を回転させられるようになるのです。

【下半身の安定感がアップする】
アドレスの時にぐらつくと、それだけでショットの正確性は大きく下がります。
股関節をほぐしておくと、骨盤から下半身がしっかり支えられるので、安定したアドレスを作りやすくなります。
特にフェアウェイが傾斜している場面では、この安定感がスコアに直結することも。

「今日は体がしっかり地面をつかんでいるな」と感じる日は、不思議とショットもリズム良く決まります。
そんな日を増やすためにも股関節ケアは欠かせないのです。

【ケガの予防にもつながる】
年齢を重ねるにつれて、筋肉や関節はどうしても硬くなります。
大人ゴルファーにとって、無理なスイングは腰痛や膝痛の原因になりやすいポイント。
股関節が柔らかいと動きの幅が広がり、力を分散できるので関節にかかる負担が減ります。

ちょっとしたストレッチで翌日の疲労感も軽減できるので、ケガ予防とコンディション維持の両面からも効果的です。

クラブハウスでできる1分股関節ストレッチ

ゴルフのラウンド前は準備運動の時間がとりにくいもの。
そんなときこそ、クラブハウスや待ち時間にすぐにできる股関節ストレッチがおすすめです。

【椅子に座ってできる「脚組みストレッチ」】
クラブハウスの椅子などに座り、片足を反対の膝に乗せます。
そのまま背筋を伸ばし、ゆっくり上体を前に倒す「脚組みストレッチ」を。
お尻や股関節の外側が心地よく伸びている感覚があれば成功です。

このストレッチは周囲から見ても自然な姿勢なので、人目を気にせずこっそりできるのも魅力。
片足15秒ずつ行うだけで股関節が軽くなって、スイングの動きが大きく変わります。
待ち時間に取り入れるだけでウォーミングアップが整うのはうれしいですね。

【立ってできる「もも上げ回し」】
椅子がない場合や外で待機しているときは、立ったままの「もも上げ回し」がおすすめです。
足を肩幅に開き、片足を持ち上げて大きく外回しに回しましょう。
反対回しも同じように行い、左右5回ずつでOK。

これだけで股関節の可動域が広がるので、テークバックやダウンスイングの始動がスムーズに。
スイング中に「体が硬いな」と感じる人ほど効果を実感しやすいストレッチです。

【クラブを使った「前傾ストレッチ」】
クラブを肩の高さで両手に持ち、背筋を伸ばしたまま前傾姿勢を取る「前傾ストレッチ」。
その状態で上半身を左右にひねってみましょう。
股関節の伸びと腰回りの可動が一緒に感じられるはずです。

クラブを持つことでフォームが安定するので、スイングに近い感覚を体に覚え込ませられるのがメリット。
スタート前に軽く10回ひねるだけで、1番ホールから思い切り振り抜ける準備が整います。

まとめ

ラウンド前の1分間ストレッチは、飛距離アップや安定感だけでなくケガの予防にも役立つ大切な習慣です。
特に股関節を緩めておくことで、スイングの回転力や下半身の安定感が大きく変わりますよ。
クラブハウスの椅子やクラブを使えば簡単にできるので、毎回のスタート前に取り入れてみましょう。
ちょっとした準備がスコアにも気持ちにも余裕を与えてくれるはずです。

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