ゴルフ停滞の原因は肩甲骨!?しなやかさを取り戻すストレッチ

ゴルフライフ

スイングのキレが悪い、飛距離が伸びない…ゴルフでこんな悩みがありませんか?
その原因、実は肩甲骨の動きの悪さかもしれません。
肩甲骨が硬いと上半身の回転がスムーズにいかず、スイングの再現性も下がります。
そこで隠れたカギである、肩甲骨をほぐすストレッチをご紹介していきます。

肩甲骨が硬いとスイングはなぜ崩れるのか

肩甲骨は「スイングの起点」といわれるほど重要なパーツ。
まずは肩甲骨の役割と、硬くなる原因を理解しておきましょう。

【肩甲骨は上半身の関節を支える中心】
肩甲骨は背中の上に浮かぶように存在し、腕や背中、胸の筋肉と連動しています。
スイング中、この肩甲骨が滑らかに動くことで上半身の回旋が生まれ、力を効率的にボールへ伝えられます。

ところがデスクワークやスマホ姿勢が続くと、肩甲骨が背中に貼りついたように動かなくなり、スイングの可動域が狭くなってしまうのです。

ゴルフでいう「肩が回らない」「フォローが小さい」などの悩みは、実は筋力よりも可動性の問題であることが多いです。
肩甲骨の自由度を取り戻すことが、スイング改善の第一歩になります。

【肩甲骨の動きが悪いと起こる3つのサイン】
肩甲骨が硬くなると、スイングだけでなく体のあちこちにサインが出ます。

・ バックスイングで左肩が詰まる
・ フォローで右肩が下がる
・ 首や背中のコリが慢性的に続く

これらは肩甲骨の可動域が狭まっている証拠。
特に「肩が上がらない」感覚がある人は、肩甲骨が背中側で固定されていることが多いです。
せっかくスイング練習を頑張っても、体の土台が硬いままだと「技術が入らない」状態になります。

【肩甲骨をほぐすとスイングの質が変わる】
肩甲骨をほぐすと、トップの位置が自然に深くなり、フォローまでの回転もスムーズになります。
その結果、クラブヘッドが走り、飛距離アップにもつながるのです。
また、肩甲骨の動きが良くなると、リズムよくスイングできるようになり、インパクトの再現性も高まります。

つまり、肩甲骨を整えることは「パワー」「方向性」「安定感」のすべてを底上げする秘訣。
体の中心からスイングを変える意識が大切です。

肩甲骨をしなやかにする簡単ストレッチ

肩甲骨の柔軟性は、日常のちょっとしたストレッチで取り戻せます。
ゴルフの前後やお風呂上がりに取り入れるだけでも効果を感じられます。

【背中で羽を動かすように動かす「肩回しストレッチ」】
次の動きで肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、背中の「詰まり感」がスッと軽くなります。

・ 両手を肩に添えて肘で大きな円を描くように回す
・ 前回し・後ろ回しをそれぞれ10回ずつ
・ ポイントは肩だけでなく背中ごと動かす意識を持つこと

慣れてきたら、呼吸に合わせてゆっくり行うとより深く可動域が広がります。
羽ばたくように動かすイメージで行うと、気持ちよく背中が伸びますよ。

【壁を使って伸ばす「肩甲骨ストレッチ」】
次のストレッチは、猫背で固まりやすい胸まわりも同時にほぐせるのがポイント。

・ 壁に両手をつき腕を伸ばしたまま一歩下がる
・ 背中を反らせずにお尻を引いて胸を床に近づける
・ 肩甲骨が開くように伸ばしながら20〜30秒キープ

背中から腕のラインが伸びることで、アドレス時の姿勢も自然に整い上体のねじりがスムーズになります。

【ゴルフ練習前におすすめ「クラブで肩甲骨ほぐし」】
スイング前に次のストレッチを行うと、上半身の回旋がスッと軽くなります。

・ クラブを両手で持ち頭の後ろにかつぐ
・ そのまま上体を左右にひねり肩甲骨を動かす感覚を意識
・ 10回ほど繰り返したら今度は前後に軽く倒してみる

動かすたびに背中が滑らかになっていく感覚をつかめたら理想的。

まとめ

肩甲骨は、スイングをなめらかにする「隠れた主役」。
ここが硬いとテークバックもフォローも制限され、飛距離も安定性も低下します。
逆に、肩甲骨の動きを取り戻せば、スイングの軸が整い、クラブが自然に走るようになります。
毎日のストレッチで少しずつ背中のしなやかさを回復させ、体全体で振る気持ちよさを実感してみましょう!

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