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パッティングで昔も今も小声でつぶやく「チャーシューメン」

2022/03/07|ゴルフウィズ編集部

ゴルフのパットで大事な要素はいくつかありますが、まず気を付けたいのが「テンポ」。
アイアンやドライバーのショットに比べると、大きな動きではないので意外と難しいかもしれませんね。
安定したストロークはどのようなテンポがよいのでしょうか。

ご紹介していきます。

パッティングでは拍をとる

パッティングにおいて一打ごとにテンポがバラバラだと、ふり幅や強さも毎回変わってしまいます。
まずは拍をとってテンポを整えましょう。

【テンポを安定させる】
パッティングの2大要素は距離感と方向性。
そしてその土台となる大事な要素が「テンポ」です。
ところがパットが苦手の方の多くは、そのことに気づいていないようです。
カップに寄らなかったり入らないのは、振り幅の問題というより、打つたびにパターを振る速さが違っていることがほとんど。

テンポが変わると振り幅やインパクトの強さも変わって、その結果距離感や方向性がブレてしまうのです。
意外なことに、左へひっかけたり右へ押し出すのもこのテンポの乱れから生じます。

【2:1のテンポ】
パットが苦手なら、まずテンポを安定させることからはじめましょう。
そこで注目したいのがテンポ値です。

パットでのテンポというのは「バックスイング÷フォワードスイング」です。
米ツアーのプロのテンポ値は1.9~2.1へ集中していて、平均が2.0。
これはバックスイングが「パン、パン」の2拍に対して、フォワードスイングが1拍ということになります。
つまり2:1のテンポがよいということになります。
パットのテンポを安定させるとき、測定器などがなくても、このプロの数値(2.0)を目安にするのはオススメです。

【チャー・シュー・メン】
ベテランゴルファーならおなじみの、「チャーシューメン」がここで登場。
この言葉は今も昔も通用します。
「チャー・シュー」でバックスイングをして「メン」でフォワードスイング。
これは「チャー・シュー・メン」でなくても例えば「イチ・ニー・サン」でも可能です。
2対1が2.0のテンポです。
これを素振りのときに小さな声でつぶやくこと。

このようにストロークをテンポに乗せてみると、動きがスムーズになります。
ラウンド時もこうして打つ前につぶやきながら素振りをすると、テンポと振り方がリンクして打ち急ぎの防止になります。
ストローク全体が安定するので大きなミスはなくなるでしょう。

さらにテンポを安定させるには

さてその「チャー・シュー・メン」のテンポをもっと安定させるには。

【テンポを安定させるポイント】
ポイントは2つあります。

・ アプリのメトロノームに合わせる
・ 重さを意識してパターを選ぶこと

そこでスマホの無料アプリでメトロノームをインストールしてみましょう。
設定した拍イコール速さでテンポを刻んでくれる優れものです。
「カチカチ」でバックスイングをあげて、次の「カチ」でボールを打てば2.0のテンポになります。
自分に合う速度を見つけて練習してみましょう。

またテンポの速い人は、重量のあるパターを使うと飛びすぎるので、軽めのブレードタイプが合いやすいです。
テンポの遅い人は、軽いパターだとショートしやすいので、重めのマレットタイプが合いやすいです。
とはいえ個人差があるので3回ほど打ってみてテンポ値の安定するパターを選びましょう。

【テンポの乱れはミスの元】
バックスイングを早く上げてしまうと十分なテークバックが得られず、インパクトでフェースを戻しきれなくなります。
そのため開いたまま打つからボールを右へ押し出してしまいます。

反対に、切り返しから先を打ち急いでしまうと、フェースが閉じて左へ引っかけやすくなります。
テンポを小声でつぶやくことで打ち急ぎをなくしましょう。

まとめ

パターで大切な距離感と方向性を安定させるのが「テンポ」です。
2:1のテンポがそれらを安定へと導きます。
そこで登場するのが「チャー・シュー・メン」というベテランゴルファーならだれしもつぶやいた、言葉を使った方法。
「イチ・ニー・サン」でも同じ効果が得られるので、自分に合ったつぶやき方でぜひ試してみてくださいね!

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