新型コロナウイルスの影響を受けたゴルフはその後どうなった

ゴルフライフ

コロナ渦のゴルフシーンを振り返ると、ゴルフ場は安全で気分転換にもなることから、他のスポーツやレジャーに比べてあまり影響を受けなかったかもしれません。
それ以上にゴルフ人口は増えているといいます。
これからのゴルフシーンはどうなっていくのか考えていきます。

ゴルフ場の企業努力のたまもの

新型コロナウイルスの影響で逆にゴルフ人口が増えているとはいっても、当初は練習場もゴルフ場も不安を抱えていました。

【練習場から利用者数が増える】
2020年から広がり始めた新型コロナウイルス。
様々な制約があっても、スポーツやレジャーのなかであまり影響を受けなかった印象のゴルフ。
一般ゴルファーにとって身近な存在は練習場とゴルフ場ですが、この状況は結論から言うと追い風になっています。

数年前からゴルフ人口は減少が見られましたが、コロナ渦において練習場、ゴルフ場の順に利用者数が回復、さらに客足が伸びているという状態です。
週末の練習場は待ち時間があるといいますし、平日もテレワークの合間に練習場に足を運ぶ人も増えています。
それはゴルフ場においても同様です。

【売上は回復せず?】
クラスター感染が認められていない練習場やゴルフ場では、プレーヤーがその安全性を実感しています。
経済産業省の解析によると、屋内型のボウリングやスポーツジムの利用が低調なのに比べて、ゴルフの回復ぶりは順調だったようです。
ゴルフが「健康維持のための運動」となっていて、プレーに行くことが自粛対象になっていなかったことも後押ししていました。

ただゴルフ場の売り上げという面で見ると回復とまではなっていないようです。
それはプレースタイルの変化も原因の一つです。
コンペが激減してプレー後のパーティがなくなったことや、密を避けるためにキャディなしのプレーが推奨されたりといった事情にあります。

加えて多くのコースでは、組数を制限する、スタート間隔を広げる、4人乗りに代わり2人乗りカートを導入するなど感染対策に真摯に取り組んでいて、そのための設備投資もバカにならないということです。
私たちゴルファーとしては、そんな企業努力に貢献したい気持ちにもなりますね。

これからのゴルフを取り巻く環境

このような動向を受けて新たにゴルフを始める人も増えています。

【コロナで多様化が進んだゴルフレッスン】
ゴルフを始める人が増えて、スクールやレッスンスタジオでは新規申し込みのお客さんが増えているといいます。
新たに始める人だけでなく、休んでいたゴルフを再開する人も。
旅行などあちこちに行けない状況下で、ゴルフに目を向いた人が多いのかもしれませんね。
生活パターンが変わったので、平日の日中にレッスンを受ける人も多くいるそうです。

また生活パターンが変化したことで、レッスンの受け方も多様化しています。
巣ごもり需要を受けてyoutubeレッスンも増えていることが多様化の一環ですね。
今やレッスンプロの多くがチャンネルを持っていて、いつでもどこでも好きな時にゴルフを学べるようになりました。
教える側としては競争率が高くなって、常に新しい情報を更新しなければならなくて大変ですが、学びたい側にとっては喜ばしいことですね。

【中古クラブの価格が上昇】
ゴルファーが増えれば道具の売れ行きもよくなります。
実際クラブやボールの需要は高まっているのですが、その反面物不足も顕在になっています
ゴルフ需要の増大は日本だけでなくアメリカも同様で、ゴルフ用品の売り上げがパンデミック前に比べて大幅にアップしているといいます。

日本でもメーカーの在庫不足がささやかれているし、中古ショップでも入ってくるものより出るものが多い状況になっていて、こうなると価格の状況も懸念されますね。

まとめ

ほんの数年前まで、ゴルフ界ではプレー人口の減少が懸念されていました。
驚くことに新型コロナの状況でゴルフ人口は増え始めました。
ただこれが一時的なのか、一過性なのかはまだわかりません。
このまま新しいゴルフとの接し方やプレースタイルなど、よいものをどんどん取り入れることでゴルフ界がもっと盛り上がるといいですね!

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