ゴルフブーム再来で後輩に教え魔にならないように気を付けよう

マナー・ルール

ブームの再来でゴルフを始める人が増えています。
身近な人が始めるとなると色々アドバイスをしたくなりますよね。
ただその中でビギナーにはありがた迷惑となる「教え魔」の存在も見逃せません。
いつの間にか自分がその教え魔になっていないか、一度振り返ってみましょう。

ビギナーが遭遇する教え魔の存在

ゴルファーになぜか多い「教え魔」。
わかっていることを何度も言われたり、一貫性のない指導のせいでスイングが崩れて悶々とした、という経験が誰しもあると思います。
そこで自分が逆の立場になった時、どう気を付けるのかをタイプ別にご紹介。

【情に厚いタイプ】
やられて困ることをやらなければいいのに、立場が変わるとそれを忘れてしまう。
教える行為はおせっかいになりがちです。
情に厚いタイプは親切心に溢れているので、怖い教え魔ではないですが、相手にとってはどうなのか。
自分は良いことをしている、という思いが節度を忘れてしまうので、ラインを踏み越えないように。

【承認欲求タイプ】
自分の技術や知識に自信があって、それを人にわかってもらいたい。
褒めてもらいたいから人に教えたくなる承認欲求タイプ。
人には知識欲や知的好奇心があるので、それを人に伝えたいという欲求はごく自然なことですが、相手の都合も考えずにただ押し付けてしまえば感謝もされない、ということを覚えておきましょう。

【ゴルフ大好きタイプ】
自分より上手ではない人や、知識が詳しくない人に出会うと、もっと上手くなって自分と同じようにゴルフが大好きになってほしいという感情が沸き起こります。
普段抑えている理性が働かなくなるので、本人が自覚してない場合も多いです。
強烈なゴルフ愛によるものなので、相手との温度差を感じつつ冷静にアドバイスを。

【教え魔にならないための心得】
教える相手が後輩や友人などだったら、ある程度はこちらのアドバイスも受け入れてもらえそうですが、それほど親しい間柄でなかったら「助ける」範囲を逸脱しないように気をつけましょう。

また、一方的なアドバイスは相手にとってはプレッシャー。
のちに拒否反応につながってしまいます。
たとえ適切な指摘でもタイミングが的確でなければ逆効果になってしまうので、いつ言うかに気をつけましょう。

教え魔とならない効果的なアドバイス

人に教える時にマイナス面の指摘は簡単ですが、安易な言葉は逆に遠回りになってしまいます。
次のことを参考にしてみてください。

【練習の仕方を教えよう】
練習場では、単に足元のマット通りに狙うのではなくて、左端の柱など具体的な目標を定めて実践的な練習を。
これを言ってあげるだけで練習効率が上がるので、コースでも通用するようなショットが打てるようになります。

【スコアを出すコツを教えよう】
風の向きや傾斜などのコース面のアドバイスや、芝目の読み方などのスコアを出すためのコツを言われると、技術面よりもありがたい。
ゴルフ歴が浅い人には、むしろこういったアドバイスをするべきです。

【パターのフェースの向きを教えよう】
パッティングの時のフェースの向きは直したいところ。
例えばフェースが右を向いているとインパクトで閉じる癖がつきます。
真っすぐに直してあげるだけで自然とストロークが良くなります!

【コロナ禍を経て】
少し前まで、人と積極的に関わることは良いこと、という価値観があったかもしれません。
ところがコロナ禍で状況が変わって、人との距離の取り方に変化が。
何も考えず「教えるのは良いこと」とマナーを踏み越えて距離感を無視すると、相手が不快に感じてしまいます。
相手との関係性を今一度しっかり把握しておきましょう。

まとめ

ゴルフを人に教える時に、自分には合っていた方法や動画で見た受け売りの情報などビギナーに教えるのは危険です。
切り貼りの情報を教えて、知らぬ間に「教え魔」になってしまう恐れがあります。

ゴルフの先輩として相手が何を求めているか、教えられる側の立場になって喜ばれるようなアドバイスをすることを心がけましょう!
そうすれば一緒に回るゴルフが楽しみになること間違いなしですね。

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