どこを見てる?ゴルフのプレーでボールを打つ時の目線に注目

プレー・クラブ

ゴルフでボールを打つ時の目線はどこが正解でしょうか。
「ボールをよく見る」「ぼんやり見る」などと言われますがそれは正反対でもあります。
例えば似たようなことで、文字を書く時にじっとペン先を見ているわけでもないですよね。
そこでゴルフではどうなのか注目してみます。

理想的なスイングには目線の向きが重要

いつもなんとなく見ている、ゴルフのスイング時の目線。
実のところどこに向いていればよいのでしょうか。

【ボールはじっくり見ない】
ゴルフでは「ボールをしっかり見ろ」などとも言われますが、まずボールを凝視するのはよくないことです。
なぜかというと、ボールをじっと見ることで頭がロックされ体重移動がしにくくなってしまい、スムーズにクラブが振れなくなるからです。
言われてみると、ぎこちなく窮屈な感じのスイングになるのが想像できますよね。

例えば、文字を書く時の目線は、無意識に今書いている文字の先を見ています。
自然と次に書く文字のイメージをしているので、ペンがスラスラ動くということです。
逆にペンをあえてじっと見てみると手が上手く動きません。
これと同じようにボールをじっくり見てしまうのはよくないということですね。

【イメージする軌道に合わせる】
「ボールをよく見なさい」とゴルフのレッスンで言われることはいたって普通のことです。
それは、頭が早く上がったり突っ込んでしまう人に対しての対処療法的な部分があります。
しかしそれでは弊害も生まれるので、目線を敢えて意識して違うところに向けてみましょう。
オススメなのは、インサイドアウトの軌道をイメージしてそこに目線を重ねる方法です。

【ちぐはぐな動きに注意する】
目線を軌道に向かわせる時、インサイドからクラブを振り下ろそうとしているのに、アウトサイドインの目線に向かってしまわないように気を付けてください。
目線とスイングがちぐはぐだと、体が突っ込んだり極端にフェースが開いたりと様々なミスを引き起こします。

目線の向け方はインサイドアウト

インサイドアウトの方向に目線を持っていくと体の動きも変わります。

【基本は頭が右を向き軸をキープ】
インサイドアウトの軌道に目線を重ねると、自然と頭が右に傾き、軸がキープされます。
これが基本です。
頭の残った理想的なインパクトで、ほとんどのプロゴルファーがこの形になっています。

頭を左に傾けるとアウトサイドインの軌道と目線が重なります。
そうすると突っ込みやすくなって打ち込もうとしてしまいます。

スライスに悩むアマチュアの多くが、インサイドアウトの軌道をイメージしているのに、頭が左に傾いて目線がアウトサイドイン軌道と重なっています。
そしてスライスが出やすい動きになってしまいます。

【パターでの目線の向き】
ショットの際はインサイドアウトの軌道をイメージして目線を重ねるということでしたが、パターではどうでしょうか。

パターの場合はストレートな軌道をイメージするので、目線の向きも真っすぐが正解です。
頭が左右に倒れず、真っすぐになっているかを確認してください。
頭が傾いていたらそれは目線がブレている証拠となりますね。

またパターは「打った後も地面を見続ける」とよくいわれますがそれはどうでしょうか。
ボールを見ようとするあまり頭が起き上がってしまう人に向けての教えですが、頭をロックするとショット同様ぎこちないストロークになってしまう可能性があります。
なので結論から言うとボールは見送ってよいのです。
構えた時の目線から向きを変えずに見送ることがポイントです。

また短い距離のアプローチでは、ショットとは異なり目標に対して直線的な軌道をイメージします。
そのためパターと同じような目線でOKです!

まとめ

ゴルフではボールをじっと見るのかぼんやり見るのか。
目線は意識しすぎずインサイドアウトの軌道に合わせましょう。
軌道のイメージと目線がちぐはぐだとミスするので、自然にできるまで練習しましょう。
文字を書くように自然に軌道がイメージできれば、思い通りのショットも夢ではありませんね!

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