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教科書通りでなくてOK!パットの苦手克服はこのひと工夫で

2023/09/07|ゴルフウィズ編集部

ゴルフのパットがどうも苦手。
上手くなろうとアドレスやストロークなどを教科書通りに真似しても思うようにならない人は、視点を変えてひと工夫するのも一つの方法。
このアレンジがパットの悩みや欠点を解消するかもしれません。
ご紹介しますので参考にしてみてください。

ショットの構え方を参考にする

パットが苦手な人は「パットとショットは別物」と考えている傾向があります。
確かにパターをという専用のクラブを使うし、小さなカップに入れるという正確性が必要なので、ショットとは別物のようですよね。
ただ状況によってはショットのように打つことが良い結果になることを覚えておきましょう。
それをふまえてお悩み別の解決方法を見ていきます。

【狙ったところに打てない】
パットでは打ち出したいラインに沿ってスクエアに構えるというのが教科書通りですが、狙ったところに打てない人は、オープンスタンスで構えてみましょう。
こうすると視界が広がってカップまでのラインが見やすくなります。

イメージは「ライン出しのショット」。
この構えと振りやすさの長所をパットの方向性アップに応用しましょう。

【バックスイングが大きくなってしまう】
多くのパットが苦手な人は、バックスイングが大きすぎることでブレが出やすくなっています。
それならクローズスタンスを試してみましょう。

バックスイングしやすいクローズスタンスの効果は、パターを引く時に「大きく上がる」ではなく「コントロールできる」です。
また左サイドの壁が作りやすいので、頭が固定できてヘッドアップがしにくくなります。

クローズスタンスの構えは、軌道はインサイドアウト、そして「フック」を打つイメージでストロークしましょう。

【軌道や打点が安定しない】
軌道や打点が安定しない人は、体とパターのブレを抑えるためにワイドスタンスがオススメ。
ワイドスタンスは重心が下がり、両足が固定できます。
両肩を縦回転させてフルオートマチックなストロークになって、インパクトゾーンのヘッド軌道が直線的に動かせます。

この時のワイドスタンスは前傾を深めにセット。
両肘を深く曲げて、腕を体につけることで、腕やパターがルーズに動かなくなります。

【インパクトの強さが安定しない】
インパクトの強さが安定しない人は、ナロースタンスで構えてみましょう。
幅狭のナロースタンスのメリットは、パットが苦手な人の代表的な悪い癖「手首が悪さをしてしまう」を防げるということ。

ナロースタンスだと前傾角が浅く頭や手元が高くなるので、パターを吊るように構えることになります。
吊ったパターのヘッドの重みを感じながら体に視点を作って振れば、再現性の高い振り子運動で打てることに。
そこで手首が伸びるのでグリップを強く握りすぎてしまう力みも抜けます。

ラインや傾斜に対しひと工夫

ラインや傾斜に対してひと工夫加える、ということでパット数を減らすことができます。
最も簡単で効果が高いのが「アッパーブロー」と「ダウンブロー」で打つことで、ほんの少し軌道を変えるだけでOKというもの。

【上り・スライスラインが苦手】
上り・スライスラインが苦手な人はアッパーブローでヒット。
アッパーブローは、ショットで言えばボールが捕まりやすくフック系が打ちやすい軌道。
スライスラインをアッパーブローで打てば、ややフック回転がかかるのでスライス傾斜の影響を受けにくくなります。
傾斜に沿う曲がりが緩やかになるので、直線的にカップを狙っていけます。

【下り・フックラインが苦手】
下り・フックラインが苦手な人はダウンブローでヒット。
ダウンブローはロフトが立ち出球が右に出やすくなるので、カップよりも右に打ち出してから左に曲がってほしいフック傾斜に適しています。
打球にスライス回転がかかるので、フック傾斜に沿って大きくキレるのが抑えられ、直線的に転がせるのです。

まとめ

パットが苦手な人は、パットは別物と身構えてしまっているかもしれませんね。
そこは視点を変えてショットの感覚を取り入れてひと工夫。
苦手な人ほど大きな効果が出るので、ご紹介した内容をぜひ試してみてください。

ゴルフウィズ
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