飛距離を支えるのは背中!広背筋トレーニングで差をつけよう

ゴルフライフ

ゴルフで「飛距離を伸ばしたい!」と思ったとき、多くの人は腕や脚を意識しがちですが、実は重要なのはなんといっても背中。
特に広背筋の強さがスイングのパワーと安定性を左右するのです。
そこで今回は、自宅でも手軽にできる背中トレーニングとその効果をご紹介します。

広背筋が飛距離に関係する理由

一見ゴルフでは腕や腰が主役に思えますが、実際スイング全体を支えるのは「背中」。
特に広背筋は、飛距離アップに大きく関係しています。

【広背筋ってどこ?ゴルファーにどう役立つ?】
広背筋は、背中の下部から側面にかけて広がっている大きな筋肉で、腕を引いたり体をねじったりする動作に深く関係しています。
スイングの際にクラブを引き上げる動作や、トップからフィニッシュまでの回転には、この筋肉がしっかり働いてくれるとスムーズかつパワフルに振れるようになるんです。

【背中の筋力が弱いとどうなる?】
背中の筋肉、とくに広背筋が十分に使えていないと、スイング時の動きが小さくなりやすく、結果としてボールに力が伝わりにくくなります。

また、下半身と上半身の連動がうまくいかず、スイングの再現性が下がったり、フォームが不安定になったりすることも。
飛距離だけでなく、安定性にも背中の筋力は深く関係しているわけです。

【プロも注目!背中の筋トレの効果】
多くのプロゴルファーも背中を重点的に鍛えています。
筋力が上がるとスイングスピードも向上し、クラブに乗る力も増します。
さらに、ラウンド終盤でもスイングにブレが出にくく、疲れを感じにくくなるというメリットもあるので、その結果として、スコアにも好影響が出る可能性大なんです。

ゴルフに効く広背筋トレーニング

そこでゴルフの飛距離アップに効果的な広背筋トレーニングをご紹介。
どれも簡単な動作ばかりなので、無理なく日常に取り入れられますよ。

【まずはこれ!「タオルローイング」】
タオル一本でできるローイングは、広背筋をしっかり使うことができる、超シンプルなトレーニング。

・ 両手でタオルの端を握りまっすぐ前に伸ばす
・ 肘を引いてタオルを胸に近づけるように引っ張る
・ ゆっくり元に戻して10〜15回を目安に繰り返す

肩甲骨の内側に力が入っている感覚があればOKで、呼吸を止めず、丁寧に行うと効果も倍増です。

【背中で引く感覚を掴む「ドアフレームプル」】
身近なものを使ったトレーニングとしておすすめなのが、ドアの縁を使った背中トレーニング。

・ ドアの縁や柱などを両手で握って少し体を後ろに倒す
・ 背中の筋肉を意識しながら体を前に引き戻す
・ ゆっくりと戻して10回ほど繰り返す

力で引くのではなく、広背筋を使って背中で引っ張る感覚を意識して行うのがコツです。

【姿勢改善にも効く「壁に背中押し」】
最後に紹介するのは、姿勢も改善できる静的トレーニング。

・ 壁に背中をぴったり付けて立つ
・ 両肘を90度に曲げた状態で、腕を壁につける
・ そのまま10〜15秒キープ

背中に力を入れて壁を押すようにすると、広背筋に刺激が入り、姿勢も整ってきます。
仕事中にこっそり椅子を利用してもできますね。
これを習慣化すれば、スイング時の軸の安定にもつながってくるはずです。

【トレーニング後のケアも忘れずに!】
トレーニング後に筋肉の張りや疲れを感じたら、軽いストレッチを取り入れるのがおすすめ。
広背筋は意外と凝り固まりやすいので、ゆっくり腕を伸ばしたり、上体を左右に倒して深呼吸するだけでも十分です。

また、入浴後の温めも筋肉の回復を助けてくれるので、冷房の部屋でトレーニングした日ほどお湯につかる時間を意識してみてください。
鍛えることと同じくらいゆるめることも大切です。

まとめ

飛距離を伸ばすには腕力よりも背中の力、とくに広背筋の存在が重要。
スイングの大きさやスピード、安定性まで背中の筋肉が大きく関わっていて、鍛えることでその差がはっきりと出てきます。
今回紹介したタオルローイング、ドアフレームプル、壁に背中押しは、どれも手軽で続けやすいメニューばかり。
いつでも室内でできる背中トレで、着実に飛距離アップを狙ってみてください!

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