ゴルフで必要な決断力はスピードゴルフから取り入れてみよう

マナー・ルール

ゴルフマナーの基本であるプレーファースト。
1打ごとの瞬間的な「決断力」が求められますね。決断力が高まるとミスが減ってスコアアップにもつながります。

そこでヒントになるのがスコアと時間で競う「スピードゴルフ」での行動です。
参考になることを見ていきましょう。

スピードゴルフに学ぶ決断力

普段のゴルフでも参考になる、決断力がより求められるスピードゴルフ。

【スピードゴルフって】
スピードゴルフは日本スピードゴルフ協会主催の競技です
一定の間隔で1人ずつスタートし、18ホールのスコアと時間(1分を1打とする)の合計で競い合います。
使用クラブは7本までなどのルールがありますが、プレー方法やその他のルールはゴルフの規則に準じます。

【得意クラブだけで速やかに勝負】
スピードゴルフで使うクラブは7本までです。
いつもの14本の使い分けはゴルフの楽しみのひとつでもありますが、多いと迷うのも事実。
例えば14本だと「6番では大きいけど7番では小さいかな」と悩むことがありますね。
番手間の距離が10ヤードほどなら「どちらで打ってもグリーンに乗る」と思えば、6番でも7番でも大差はありません。

・ 中途半端な距離でも気にしない
・ ルーティンワークは速やかに
・ 構えたらサッと打つのを習慣に

このような考えを持ちながら、ときにはスピードゴルフのようにハーフの本数でプレーしてみましょう。
スピードゴルフでは素振りはしないですが、ポイントを意識しながら2、3回だけ素振りをしてイメージを高めましょう。
後は目標を早めに決めて振るだけです。

【ティーショットでの瞬間的な決断】
ティーショットでは瞬間的に「安全な場所」「危険な場所」を見極めましょう。
ターゲットはピンポイントで狙う必要はありません。
2打目がグリーン方向に楽に打てる広く安全なエリアを狙いましょう。

フェアウェイの幅が広くてティーショットを思い切り打てそうなら、クラブをいつもの長さで持ってスイング。
ティーアップの高さもいつも通りでOK。

逆に狭いホールやアゲンストの風が吹いているなら、ティーアップは低く、クラブは短く持って打ちましょう。
出球が低くなるのでフェアウェイをキープしやすくなります。

グリーンを狙うときの瞬間的な決断

グリーンやピンを狙うショットはオーバーが厳禁です。
スコアメイクが難しくなって、スピードゴルフの場合だとタイムもロスしてしまうからです。

【手前のグリーンエッジまででOK】
バンカーを徹底的に避けて手前から攻めるスピードゴルフ。
これは通常のゴルフでも通じますね。
グリーンに届かなくても、次のアプローチが易しくなるグリーンエッジを狙います。

またスピードゴルフでは、走りながら風向きを見たりグリーン周りの状況をチェックします。
これも通常のプレーでも同じなので、状況を確認ながら歩くようにしましょう。
そしてグリーンに上がる前にボールの場所やピンの位置、全体の傾斜を見ておきます。

【ショートゲームの決断】
アプローチやパットの状況はさまざまなので、決断が難しいですよね。
決断を早めるためには、自分なりの決め事を作ることです。

アプローチでいえば「花道からはピンに寄せる」「ラフからは乗ればOK」などと決めて、花道からは、無理に上げずにパッティングのようにスイングして転がします。
ラフからのアプローチはフェースを軽く開いてボールは半個ほど左にセット。
テークバックで少しコックしてクラブの重さを利用して振り抜くイメージを持ちます。

【パットは直感】
スピードゴルフではパットは直感が勝負。
ロングパットでラインを読むときは第一印象を大事にします。
普段のゴルフでも、読み過ぎても結局第一印象が当たっていたりしますよね。
自分の感覚や感性がモノをいうのです。

まとめ

時間を競うスピードゴルフでは決断力が大事です。
通常のゴルフで時間はスコアにはなりませんが、決断力を高める意識を持つことはメリットがありますね。

スピードゴルフの考えだと感覚や感性が研ぎ澄まされてプレーに集中できるので、プレーファーストだけでなくスコアアップにも繋がりそうですね!

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