プレジデンツカップ 松山は宿敵に雪辱もチーム戦は米国が圧勝

海外男子

世界対米国のゴルフ対抗戦プレジデンツカップの最終日が、自由の女神を望むニューヨーク近郊のリバティーナショナルGCで現地1日に行われた。

本大会は4日間で30ポイントを奪い合う方式。
3日目までに米国選抜が14.5 vs 3.5と、残り0.5ポイントで負けがなくなる圧倒的な状況で最終日のシングルマッチ12戦を迎えた。

松山は序盤の3試合目に登場。
相手はFEDexチャンピオンで、今最もノリに乗っているジャスティン・トーマス。
今シーズン何度も首位争いを演じては苦渋を飲まされてきた、宿敵と言ってもいい相手だ。

ともに今シーズンMVP候補になっている2人の対決は、バーディー合戦の素晴らしい内容になった。
松山は終始ニコリともしない表情で、最初の12ホールを脅威の1イーグル、8バーディーと気迫のプレー。
食い下がるJTを3 & 1で退け、今シーズン最後にリベンジをした。

松山含めた最初の3試合を世界選抜が勝利するも、4試合目でダニエル・バーガーがキム・シウーを2 & 1で退け勝負あり。

19 vs 11で米国選抜が通算10勝目(1敗1分け)を達成した。

現役大統領で20年ぶりに大会に訪れたトランプ大統領からカップを受け取った米国キャプテンのスティーブ・ストリッカーは、「選手たちはすごかった。今年ずっといいプレーをして、そのままの自信で戦ってくれた」と選手を称えた。

また、世界選抜のキャプテンニック・プライスは、史上最強とも言われた米国チームに「ものすごいチームだ」と拍手を送った。

次回のプレジデンツカップは、2019年12月にオーストラリアのロイヤル・メルボルンGCで行われる。
1998年に丸山秀樹が圧巻の5戦全勝で世界選抜が唯一勝利したゲンのいい地で2勝目をあげることができるか。
また2年間の準備が始まる。

■プレジデンツカップ 最終日シングル結果

世界選抜 結果 米国選抜
M.リーシュマン 引き分け K.チャッペル
J.デイ(勝ち) 2 & 1 C.ホフマン
松山英樹(勝ち) 3 & 1 J.トーマス
キム・シウー 2 & 1 D.バーガー(勝ち)
C.シュワーツェル(勝ち) 1 UP M.クーチャー
L.ウーストハイゼン(勝ち) 1 UP P.リード
B.グレース 引き分け D.ジョンソン
A.スコット(勝ち) 3 & 2 B.ケプカ
J.ベガス(勝ち) 2 & 1 J.スピース
A.ラヒリ 引き分け K.キズナー
A.ハドウィン 2 & 1 P.ミケルソン(勝ち)
E.グリジョ 6 & 4 R.ファウラー(勝ち)

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