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飛ばすゴルフから運ぶゴルフへ!レイアップ理論から学ぼう!

2020/12/07|ゴルフウィズ編集部

ゴルフの基本でもあるレイアップ。
バスケットボールでリングにボールを置くように運ぶことと考え方は同じです。

ターゲットにボールを運んで止めるというこの理論は、ゴルフにおいては一見消極的とも取られるかもしれません。
しかしコツを掴めばスコアアップにつながります!
そこでその考え方をご紹介していきます。

レイアップ理論のメリット

アマチュアゴルファーの意識は、飛ばすことには積極的で、止めたり運んだりすることには消極的かもしれません。
一方プロの常識では、ボールを止めて運ぶことが積極的な攻め方とされています。

コースマネジメントという意味では、ボールをどこに運びどこに止めるかがスコアにつながるのです。
ボールを止めようと思うと次のようなことが起きます。

【イメージが明確になる】
ゴルフはイメージが強いほど右脳でプレーができます。
ボールがどう飛び出し、どこまで上がり、どこに落ち、どれだけ転がり、どこに止まるか。
止まる=フィニッシュまでしっかりと見えれば、弾道のイメージはより鮮明になります
「ピタッ」などと音で表現するのも効果があります!

【覚悟が決まる】
止める意識に慣れてくると「覚悟」が生まれます。
覚悟が決まるとおのずと番手やスイングも決まります。
池を越えたい、飛ばしたい、高く上げたいという曖昧な意識では覚悟は得られないですね。
そこに止める!と言う決心が生まれます。

【実は飛ぶ】
止めるショットの方が飛ぶ可能性が高まります。
飛ばすより距離を抑えるという意識になるため、体の動きがコンパクトになって、手元の運動量も抑えられその結果ヘッドが走るのです。
止めようとして飛びすぎた経験がある人も多いのではないでしょうか。

【距離感が磨かれる】
パットも含めショットの距離感は寸止め練習が最も効果的です。
目標物の手前ギリギリに止める練習こそ、絶対的な距離感につながります。
カップで練習する場合も奥で止める意識にすると、突っ込みなど無駄な体の動きを抑えられます。

レイアップ理論の実践

ゴルフにおけるレイアップの理論をラウンドでどう活用するのか。
まず考えるのがグリーンを狙うショットです。

【グリーンはフルショットで狙う】
アマチュアゴルファーの多くは、とにかくグリーンに近づこうと考えがちです。
そこでは、実は小さな番手のフルショットを残すことが最も簡単なのです。

なので、PWや9番アイアンのフルショットの距離は確実に覚えておきましょう。
プロが得意距離をあえて残すのはそのためですね。

【止める場所は2割の誤差で】
止める場所はピンポイントではなく、誤差を想定しましょう。
プロは1割の誤差といわれていますが、アマチュアなら2割くらいの円で決めましょう。

たとえば、残りの距離が100ヤードなら2割である20ヤード。
100ヤード先を中心に直径20ヤードの円を描き、その円の中に池やバンカーが入るか見極めて止める場所を決めます。
2割に収まればそれはナイスショットといえます。

【グリーンは4分割フェアウェイは3分割】
止める場所は、グリーンでは左右前後の4分割、フェアウェイは右、中、左の3分割で考えます。
グリーンの場合ハザードの反対サイドが安全エリアになります。
ハザードが多くて回避できない場合はグリーンセンターを狙うのが最善です。

【ティーショットの選択肢を増やす】
カップから逆算して止める場所を決めていくと、当然ティーショットがドライバーでなくてもよい場面があります。
ティーショットでドライバー以外の選択肢を持つことが不可欠になります。
攻め方が増えればゴルフの楽しさも倍増しますね!

まとめ

広いゴルフのコースに出ると、とにかくドライバーで飛ばしたくなりますよね!
そこでスコアをアップさせるためのマネジメント面を考えるなら、是非レイアップ理論を取り入れてみてください。

グリーンをフルショットで狙える距離から逆算してティーショットのバリエーションを増やしましょう。
ボールをどこに止めるかを考えることは、ゴルフの新しい楽しみ方の発見にもつながりそうですね。

ゴルフウィズ
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