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インテンショナルフックを打ってみてゴルフの幅を広げよう!

2020/07/31|ゴルフウィズ編集部

ゴルフのショットを意図的にフックさせる「インテンショナルフック」。
これが打てるようになるとプレーの幅が広がります。

今までボールを曲げて目標を狙うということをしていなかったとしても、コツがわかると打てるようになります。
ご紹介しますので参考にしてみてください。

インテンショナルフックとはどのようなもの

インテンショナルフックというのは、意図的にフックボールをかけて左に曲げるショットのことです。
プロが障害物を避ける時などに使用するのをテレビなどで目にしますが、アマチュアにとっても身につけることはメリットとなります。

【打つことのメリット】
インテンショナルフックが打てるようになると、インサイドで振る感覚が身に付きます。
多くののゴルファーはスライサーと言われているので、それを改善したい場合にも役立ちます。
そしてドロー回転のかかったボールも打てるようになります。

このショットのメリットは、ランが出るので全体的な飛距離が出やすくなるところです。
ここ一番の飛距離がほしい場面で使用するととても役に立ちます。
その一方ボールが止まりにくいので、グリーンを狙う場合にはランを見越す必要が出てきます。

【打ち方は時計をイメージ】
そこでシンプルな打ち方をご紹介します。
アドレス時にボールを真上から見たとして、4時の位置にクラブを入れて、10時の位置に向けて打ち抜くとフックがかかります。
内側から入れて外に出す感じになります。

自分と離れた方向に打ち抜くので右に飛びそうですが、しっかり振り抜くとフックがかかります。
ポイントは素振りの段階でしっかりとイメージを作ることです!
ベストは4時から9時のラインですが、素振りで少しオーバーに5時~11時に振り抜くように振ってイメージを作りましょう。

これはスライスの悩みがある方にも効果がある方法です。
短い距離から練習することで打てるようになるので試してみてくださいね。

【インテンショナルフックのクラブ選び】
フックボールを意識的に打とうとすると、フェースを閉じる方向にどうしても持って行こうとします。
つまりロフトが立つということです。

そのため打ち出されたボールは低い軌道になるので、障害物を避けられなかったり、思った以上に飛距離が伸びる場合があります。
それを防ぐためには、番手をいつもより1~2番手飛ばないクラブにしてみましょう。

インテンショナルフックを打つ場面

インテンショナルフックのよさを実感できる場面を考えます。

【正面に障害物があり奥に目標がある場合】
例えば正面に大きな木があってその奥に目標がある場合にはとても有効です。
木の右側にボールを打ち出し左に曲げれば目標を狙えます。
今まで目標の左右どちらかにボールを打って次のショットで狙っていたとしたら、1打縮めるチャンスになります!

【使いたい番手では少し距離が足りない場合】
この番手だと少し距離が足りないな、と思える場合に距離を伸ばすことが出来ます。
インパクトで体の向きより左を向いてフェースに当たるため、インパクトロフトが立って通常のスイングよりも少し距離が出ます。
その後のランが出やすいのでそれも計算に入れましょう。

【風が強いアゲンストの場合】
そしてアゲンストの場合です。
通常のショットだと、スピンの量が多くなって吹きあがることがありますね。
インテンショナルフックは、通常のショットよりもインパクトロフトが立つので飛球が低くなる上、スライスよりも回転数が少ないので吹きあがりづらくなります。
そのためアゲンストでは有効なショットとなります。

またボールを曲げる練習をすると、スピンをコントロールする技術も身につくのでスイングの技術も向上します。

まとめ

インテンショナルフックの打ち方が難しい理由は、普通に打つとスライスになるからです。
意図的に自分から離れる方向にボールを打つには少し勇気がいりますね。
ボールが戻ってこなかったらと思うとスイングに迷いが出て体が少し左側を向くのです。

大事なことは技術より思い切りかもしれませんね。
まずは練習場で遊び感覚で打って見ましょう!

ゴルフウィズ
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