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アプローチが上手に!ウェッジで覚えるスピンコントロール

2022/07/14|ゴルフウィズ編集部

ゴルフのアイアンショットを思いのままコントロールしたい。
それならショットを曲げたり止めたり、ランを使ったりするスピンのコントロールが必要です。
しかしスピンを身につけるのにいきなりアイアンでは難しいので、ウェッジでボールを「止める」ことから習得しましょう。

スピンコントロールに必要な3要素

アイアンで狙ったところにボールを運ぶのに必要なのがスピンコントロール。
スピン量を左右する3つの要素は次の通りです。

【インパクトロフト】
インパクト時のロフト角。
インパクトロフトを立てて打てばスピン量は減り、適正な角度で当たればスピンがかかります。
「どう当てるか」を最優先に考えます。

【ヘッドの入射角】
インパクトに向かうヘッドの入射角。
入射角はヘッドの最下点がボールの手前、真下、先、のどこになるかで変わってきます。
最下点がドライバーでは手前、アイアンでは先、フェアウェイウッドは真下に近い感じになると、スピン量が最適になって番手通りのボールが打てます。

【ヘッドスピード】
ヘッドスピードは速ければスピン量が増えますが、遅くてもスピンはかかります。
アマチュアゴルファーの多くは「スピンをかける=速く振る」と考えてボールを切るように速く振りますが、それは間違いです。
スイングスピードは人それぞれでOKで、インパクトに向けて急加速しないことが大事です。

スピンをコントロールする方法

スピンのコントロールは、ロフトを立てて入射角を緩やかにしたり、ロフトを寝かせてヘッドを上から入れたり、と「インパクトロフト」「入射角」の組み合わせで行います。

【スピンコントロールは手首を使う】
インパクトロフトのコントロールはフェースの開閉で行います。
ボールを包むように打てばロースピン、フェースに乗せながら打つとハイスピンになります。
フェースの開閉は手首でコントロールします。

「ノーマルスピン」は手首の動きを抑え、左手の甲が上を向いたまま左に動いていきます。
フェースターンは少なめにして、体の回転で打ちましょう。
グリップエンドの回転は少ないです。

「ハイスピン」は左手の甲を上に向けたまま左に回します。
そうするとフェースが閉じずにターンし、フォローまで左手の甲が上を向きます。
グリップエンドは右に回転させましょう。

「ロースピン」は左手の甲が目標を向いていくことでインパクトロフトが立ってロースピンに。
左手の甲を目標に向けます。
グリップエンドは左に回転させましょう。

【ヘッドの入射角のコントロール】
ヘッドの入射角をコントロールするには、まずスイング時のヘッドの最下点をイメージ。
最下点がボールの手前ならロースピン、ボールの先になればハイスピンのボールになります。

同じボールの位置でリリースのタイミングに変化をつけて打ってみると、ヘッドの最下点とスピン量の関係がわかります。
ここにインパクトロフトの変化を加えることで、多彩なスピンコントロールが可能になります。

【身につけるポイント】
インパクトロフトと入射角について、簡単にできる次の方法で体に覚えこませましょう。

インパクトロフトをコントロールするには、埋まったボールとティアップしたボールを打って違いを体感しましょう。
前者はロフトが立ってロースピン、後者はボールがフェースに乗るのでハイスピンになります。

入射角をコントロールするには、ボールを2つ並べて2種類の打ち方を。
打つボールの右にボールを置いて、右のボールに当たらないように打つと入射角が鋭角になってハイスピンに。
ロースピンを打つにはボールの左にボールを置いて2つとも打ちます。

まとめ

アイアンショットを自由自在に操りたいならスピンのコントロールは必須。
これには「インパクトロフト」「入射角」をどう組み合わせるかがポイントです。
その組み合わせでボールがどう止まるのかを体感してみてください。
クラブが長くなるほど難しくなるので、まずはウェッジから。
わかりやすく体感するために、シャフトを短く持って練習するのもアリです。
自由自在にスピンのコントロールができると、ゴルフがもっと楽しくなるはずですね!

ゴルフウィズ
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