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固いバンカーと薄い芝から上手く寄せられるかどうかは工夫次第

2022/10/27|ゴルフウィズ編集部

多くのゴルファーが苦手な固いバンカーと薄い芝からの寄せ。
早く抜け出したいからと、あまり考えずに打ってしまうかもしれませんね。
それだとどうしても思い通りのところにボールはいきません。
これらの場所から寄せるには工夫次第!
ご紹介しますので参考にしてみてください。

固いバンカーからの寄せ方

通常のバンカーショットは砂をしっかりとります。
砂が軟らかければフェースを大きく開いて、バンス(ヘッドを接地した際にできる地面とクラブのソール部分)を効かせるエクスプロージョンショットで打ちます。
砂が多く取れて高くボールが上がりますね。
ところが固いとそうはいきません。

【固いバンカーは飛びすぎに注意】
固いバンカーが難しいのは、本来利用したいクラブの「バンス」が砂に弾かれてしまうから。
そのためボールがトップして脱出ができなかったり、反対にホームランになってしまったり。

上手く打つためにはバンスの跳ね返りを小さくすること。
ヘッドスピードが速くなりすぎないようにふり幅を小さくしてみましょう。
アプローチの距離感よりも少し大きいくらいでOKです。
フェースもあまり開かず、いつもよりボールに近いところにヘッドを入れる工夫が必要です。

【固いバンカー攻略のコツ】
固いバンカー攻略のコツは、フェースは少し開いて、ボールの近くにヘッドを入れること。
通常のバンカーショットでヘッドを入れる位置ではなく、ボールすれすれを狙って入れます。
ただそれだとホームランになりやすいので、ヘッドスピードの加速をおさえて、クリーンには打たないことです
フィニッシュもコンパクトにするなど、全体的に小さなふり幅で打つのが鉄則だと覚えておきましょう。

薄い芝からの寄せ方

一方薄い芝の場合もやっかいです。
ここでミスしやすいのは、ボールと地面の間に隙間がないから。
芝が生えそろっているライならボールは浮いた状態になりますが、薄い芝のライはボールの下にリーディングエッジが入る余地が少ないので、ざっくりやトップのミスが出やすいのです。

【薄い芝ではハンドアップに構える】
地面に刺さらないようにするにはトゥよりで打つこと。
フェース中央よりも先寄りで打つとトゥ側のソールを滑らせて打てます。

芝が生えそろっていない薄いライも、ウェッジの刃が入る隙間が少なくなるので難度が上がります。
薄い芝のライからはウェッジのヒール側を浮かせてハンドアップに構えて打つ。
ヘッドが地面に刺さる時は、ほぼヒール側が刺さるので、そこを浮かせて地面との接地面を減らすのが工夫です。

インパクト時の打点もフェースの少しトゥ寄りにします。
一番滑りやすいのはソールのトゥ側。
ここを滑らせれば、ざっくりやトップが防げます。

【薄い芝ではシャープに払い打ち】
薄い芝では鋭角に打ち込みたくなっても、それはNGです。
芝が薄いライだと、ボールを右に置きハンドファーストを強めにして、ボールにぶつけるような打ち方をしたくなる人が多いでしょう。
これはクリーンにヒットしたいがための打ち方です。

ところが、こうすると刃が地面に刺さりやすく、出球が強くなりすぎて距離感が合わなくなってしまいます。
ボールにぶつける打ち方は、芝が薄くボールも沈んでいるなどの超難ライでの一か八かの非常手段と覚えておいてください。

簡単なのはノーコック気味でシャローな軌道で打つ寄せ方です。
入射角を緩やかにして、ソールを滑らせながら払い打ちます。
それには地面をほうきで履くようなイメージで振ってみましょう。

まとめ

固いバンカーでは、次のことに意識してみましょう。

・ 腰を落とさないで構える
・ 緩くグリップを握る
・ 飛びすぎに注意する
・ 低い球で寄せる

同じように難しい薄い芝では、次のことを意識します。

・ ハンドアップに構える
・ ノーコック気味で打つ
・ トゥ寄りで打つ

以上のように固いバンカーと薄い芝をひと工夫して攻略すれば、いままでよりゴルフが難しく感じなくなるかもしれませんね!
より楽しくゴルフをするために、是非取り入れてみてください。

ゴルフウィズ
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