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ゴルフコースではどう逃げるかを考えるのも攻め方のひとつ

2022/11/14|ゴルフウィズ編集部

アマチュアゴルファーが80台を狙うくらいのレベルになったら、次にどこをどう攻めればよいのでしょうか。
意外なことにその段階になると、コースでがむしゃらに攻めるよりどう逃げるかが大事になってきます。
そこでその「逃げ方」をどう考えるのかご紹介していきます。

上手に逃げることでベストスコアを狙う

ゴルフコースで一番簡単に逃げる方法は、バンカーや池を避けること。
そして「ダブルボギー」を打たない、というのも必要な逃げですね。

【上手に逃げるとは】
ゴルフが上手な人は逃げるのも上手。
ショットの自分の飛距離と「最悪ここまで曲がる」という限界値を知っています。
それでどうするかというと、例えばフェードばかりなら、コースをわざわざ対角線上には狙わない。
ティーイングエリアとの間に長方形を作って、その縦の線に真っすぐ打てばちょうどよい具合に着地することがわかっています。

また上手な人ほど2打目地点に着くまでに、コースを広く見て色々なことを考えます。
選択肢のひとつに、どう逃げるかを考えているのかもしれませんね。
そしてグリーンはできるだけ「見えるところを狙う」のも上手な逃げ方です。
状況によってはボギーに逃げようと徹底するのも大事。
さらに低い球を準備しておくと様々な場面で対応しやすいです。

【武器は低い球】
低い球のメリットは、風に強いことと、狙い撃ちができること。
上級者のマネジメント上なくてはならない球筋です。
特別な打ち方は必要なく、ゆっくり体を回転するランニングアプローチができればOKです。

【最低限の事前準備】
上手に逃げるには前日からの準備も大事。
前もってサイトなどでコースレイアウトをチェックしましょう。
またスタート90分前にはコースに到着すること。
90分というのは、着替えを済ませて身支度をして、コーヒーを飲んだりコースをゆったり眺めたり、パター練習をしてもまだスタートまで余裕がある時間です。

80台を狙うための逃げ方の条件

逃げることを徹底することで80台のスコアも夢ではなくなります。

【コースとシンプルに対話してみる】
目の前のボールだけにとらわれずに、コースを俯瞰するとベストルートが見えてきます。
よくボールの落としどころを考えますが、それを点で考えるのは難しいです。
球筋の打ち分けよりも、可能なら真っすぐ打つ線だけに逃げましょう。
それが一番楽で確実です。

グリーンではピン位置にこだわらず、できるだけ広いエリアに逃げましょう。
特にグリーン奥など不確かなエリアは間違っても狙わないように。

【ボギーを必死にとる】
必死にボギーを狙うとパーが見えてきます。
打つ前から狙うのではなく、ミスをしたら「ボギープラン」へ変更。
例えばティーショットでミスをすると、どうしても積極的に取り返したくなりますが、ただ攻めるだけではダブルボギー一直線。
思考をボギーモードにスイッチして、どうやって上がれるかを考えます。

2打目でミスした場合は寄せワンなどはもってのほか。
ダブルボギーのルートに乗ってしまいます。
長いパットを残そうと考えれば、上手くいけばパーで上がれるルートが浮かびます。

【グリーンの狙い方】
グリーンを狙う際、ピンまでの距離を測ることがあるでしょう。
上級者なら様々な状況を知るために、ピンまで、グリーンエッジまで、グリーン奥まで、ハザードまで、と4つの距離を測ります。
ピンまでを測ると番手の選択肢は1本ですが、グリーン全体の距離を把握すると、その分選択肢が増えます。

このようにグリーンを広く考えて狙うと大きなミスがなくなります。
距離を大きく判定したら、スコアを落とす原因となるNGゾーンを設定。
そしてグリーンを2分割して、NGから遠い方ゾーンを狙いどころにしましょう。

まとめ

普段何気なく打つ場面で、徹底的に逃げることを考えるととても頭を使います。
ミスは上級者にも起こることなので、その際どう踏ん張るかが大事です。
冷静さを失って攻撃的になるのではなく、上手に逃げることを実行してみましょう!
そうすれば、ミスがあったのに、良い方へスコアが変化することを実感できるのではないでしょうか。

ゴルフウィズ
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