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下りのパットで大ショートや大オーバーなしでナイスタッチ!

2023/01/26|ゴルフウィズ編集部

ゴルフで「下りのパット」が難しくなる、芝が短い季節。
入れる気いっぱいで気持ちよく打ったら大オーバー、一方控えめな感じを出して打てば大ショート。
一体どのように打てばパターの距離感が合うのでしょうか。
ナイスタッチでゆっくり転がりOKが貰えるような状況を考えます。

下りのパットの打ち方基本編

下りのパットでは、足元の傾斜は左足下がりとなります。
まずはこの傾斜に合わせてスタンスを取り、そのうえでグリーン面に沿うようにヘッドを低く動かしましょう。

【傾斜に合わせる】
左足下がりなら体を左に傾けて、グリーン面と垂直に立つことが大切。
ボールとヘッドの関係性が平らの場合と同じになって、転がりが安定し、タッチが合いやすくなります。

もし足元が左足下がりの傾斜なのにそれに逆らって立ってしまうと、テークバックでヘッドをスムーズに上げられなくなります。
結果手首で操作をする形になり、パンチが効いてオーバーしたり、緩んでショートするのです。

【ヘッドを低くする】
傾斜に合わせて立ったら、ヘッドを低く長く動かすストロークをしましょう。
ポイントは両肘を曲げるように腕で五角形を作り、それを崩さないように打つこと。
この形ならヒジや胸が使いやすく、逆に手首はロックされます。

両腕をピンと伸ばした構えは、一見、手首が動かなそうに見えますが、上体が動きにくくなる分かえって手首が動いてしまいます。
正しい構えを作って胸の回転で打つだけで下りのラインでもタッチが出せます。

下りのパットの打ち方実践編

フェースの芯でボールを捉えるのは基本中の基本ですが、下りの場合は、あえて芯を外して打つのも有効な手段となります。
トゥやヒールで打てばフェースの反発が減るので、しっかりとヒットしても、ゆっくりボールが転がってくれます。

【アドレスでボールをずらす】
ゴルフのクラブは基本的に芯で打つことで飛ぶようになっていますが、芯を外すことで同じ強さで打ってもボールの転がりを少なくすることができます。

芯を外して打つ場合は、アドレスから当てたいフェース位置にボールをセットしましょう。
フックラインだったら、ボール一個右でトゥ寄りにセットし、スライスラインはボール半個左でヒール寄りにセット。
そのまま通常と同じストロークで打ち、余計な操作を加えないことが大切です。

【ストロークの注意点】
下りのパットでの注意点は、変に手先で打点をずらそうとしないことです。
セットアップの際にヘッドを置く位置を変えて、そのまま普段通りのストロークをするように心がければ大丈夫。
普段通りのストロークでボールを狙った方向に真っすぐ打ち出せれば、緩んでショートすることはないでしょう。

【簡単な練習方法3つの入れ方】
方法は簡単ですが実際やってみると意外と難しい、効果のある練習方法をご紹介します。
それは、練習グリーンの同じ距離から3つの入れ方でカップインさせること。
距離は1mでも50㎝でもよいので確実に決められる距離で練習します。

そこで「ギリギリカップに届く強さ」「ジャストタッチ」「奥の壁に当たる強さ」の3つのタッチを考えながらストロークしましょう。
短い距離で細かなタッチを打ち分けする難しさを感じられます。

【練習方法応用編】
慣れてきたら今度は3つのボール位置から打って行きましょう。
カップへの入れ方を意識する応用編です。

カップ周りの同じ距離の違う位置に3つのボールを置いてそれぞれを打っていきます。
下りならギリギリ届く強さ、上りなら奥の壁に当てる、などラインに適した入れ方がイメージできるようになると、おのずとライン読みやタッチの出し方も向上していきます。

まとめ

パターは感覚が最も大切になるクラブです。
それだけに、普段の練習から自分の感覚を磨いて、コースで柔軟に対応できる状態を作っておく必要があります。
ただなんとなく打ってしまっては大オーバーや大ショートが出るのは当たり前ですね。
ご紹介した簡単な練習方法でパットの際によく考えるクセをつけるようにすると、スコアアップにつながるので、是非実践してみてください。

ゴルフウィズ
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