ギャンブル的思考になりがちなドッグレッグのホールの攻め方

ゴルフコース

ゴルフで大きく曲がっているホールのドッグレッグ。
これを目の前にした時「もしかしたら最短で行けるかな」と頭をよぎって冒険したくなるかもしれませんね。
でもギャンブル的思考はNG。ドッグレッグのホールで少しでも不安があるなら、安全な遠回りのルートを選択しましょう。

ドッグレッグのホールでの基本

ドッグレッグのホールは、ティーイングエリアに立った時、先が見えないのが特徴ですね。

【ドッグレッグの意味】
ゴルフをやる人なら、ドッグレッグといえばホールの途中が左か右に曲がっているということにピンとくるでしょう。
なぜ「ドッグレッグ」なのかというと、ペットの犬を連れてくるイギリスのゴルフコースで、犬好きのゴルファーが犬の足の形から連想して付けたとも言われますが、所説あるそうです。

【ドッグレッグの基本的な攻略】
ドッグレッグのホールの攻略法はしっかりとした戦略を立てること。
基本的な考えはフェアウェイを二つに分けることにあって、安全策としてはドッグレッグホールの曲がりの反対のフェアウェイを狙うこと。

ただショートカットできるケースは冒険心をくすぐられるところ。
目視できないコースの隠れた部分をイメージする必要があるので、確実でないと狙えません。
その判断が勝敗を大きく分けることにもつながります。
成功した時のメリットが大きい一方、失敗した時のリスクも大きくなりますね。

最短ルート狙いは絶対に避ける

最短ルートを狙えるとなっても、やはりリスクを考えるとそれは避けたいところ。

【ドッグレッグホールでは判断に迷う】
右ドッグレッグのホールで、右のコーナーまで届く距離が打てそうなとき、打つかどうか迷うケースがあります。
もしショートカットできれば第2打は短いクラブとなります。
短いクラブを使ってパーオンもできそうだけれど、それもぎりぎりかもしれない。

コースマネジメント的に言うと「届きそう」「行けそう」という心理のまま打つのはやってはいけないことで「確実に届く」「絶対にいける」という気持ちになってはじめて打ってもOKとなるのです。

【右コーナーへはNG】
ドッグレッグホールの攻略では、確実にいけるかどうかの判断が重要。
そうなると、右ドッグレッグで右のコーナーに打つのはNGとなり、フェアウェイの左サイドに打つのが正解となります。

もし右コーナーへ強行突破してキャリーが不足したなら、林や崖に打ち込んでしまいます。
もしフェアウェイの右サイドをキープできたとしても、次にグリーン方向を狙えなかったりして、結局スコアロスしてしまいます。

その点、右ドッグレッグのホールでは右サイドではなく左サイドの方に打てば、もしミスをして左ラフまで飛んだとしても、次のショットでグリーン方向に打ちやすくなります。

【どう割り切るか】
ゴルフをプレーする時「ゴルフは遊び」と割り切って、ドッグレッグのホールでギャンブルショットを楽しむのもありかもしれません。
スコアは関係ないと思うと、失敗も笑って済ませられるでしょう。
でも目標のスコアがあってプレーするなら、この1ホールで賭けのようなことはしないこと。
自分のティショットの精度と飛距離を考慮してターゲットを決めて確実に行きましょう!

たとえ安全な左サイドに打つとしても、コーナーにバンカーがあったり、飛びすぎると左の林を突き抜ける可能性があるなら距離を欲張らないこと。
そこではバンカーや林まで絶対に届かないようなクラブを選択しましょう。

また左ドッグレッグのホールなら、右ドッグレッグの時とは反対に、フェアウェイの右サイドにリスクを避けるように打ちましょう。
マネジメントの面では、林の中からの脱出と一緒で、博打的な考えをしないことです。

まとめ

右ドッグレッグの攻略の第一条件は右コーナーには絶対打たないこと。
もしかして超えるかも、という考えはこの場ではあてになりませんね。
第二条件は左の林やバンカーまでボールを届かせないようなクラブ選択をすること。
スコアロスをなんとか防ぐ方法でドッグレッグホールを乗り切りましょう!

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