「買う」から「共有」ゴルフクラブにもシェアエコノミーの波

ドライバー

買うのが当然だったゴルフクラブにも「シェアリングエコノミー」の波が到来しています。
最近よく聞くシェア(リング)エコノミーという言葉ですが、これは個人や法人などが所持する資産を他の人に活用してもらう経済活性化活動のこと。

ゴルフにどう訪れたのかご紹介します。

シェアエコノミーとは

最近よく聞くシェア(リング)エコノミー。
個人や企業などが有する資産(スキルや時間などの無形資産を含む)を提供したい人が、インターネットのマッチングプラットフォームを介して必要としている人に提供する、経済活性化活動のことです。
経済的なだけでなく、地球環境にも配慮できる消費行動として注目されています。

【シェアエコノミーはどこで見られる】
ゴルフクラブにも波が訪れてきたシェア(リング)エコノミー。

・ カーシェアリング
・ シェアサイクル
・ 民泊
・ レンタルスペース
・ 知識・スキル・経験
・ ファッション
・ 農業
・ 食事

少し考えただけでも、色々な分野で思い浮かびますね。

【ゴルフクラブのシェアは以前から】
ゴルフの世界で広がるシェアエコノミーは実は古くからありました。
その例が、ゴルフ練習場でのレンタルクラブや、ゴルフショップや練習場でクラブを試せる「試打クラブ」。
試打クラブに関しては、メーカーが直接携わっている場合もあれば、試打クラブを専門に扱う企業もあります。
これによって欲しいクラブが自分に合っているのか、実際コースでも確かめることができるようになりました。
練習場を備えた中古ショップで試打をしてから購入するシステムも定着しています。

【シェアが発展「Shade Golf」】
その後発展したのが、ジュニアゴルファーの親世代がきっかけです。
子供の成長に伴って頻繁に買い換えなければならないゴルフクラブ。
「だったらゴルフはいいかな。」という声が始まりと言われています。

ゴルフクラブのシェアリングを始めた「Shade Golf」では、ジュニア用だけでなくゼクシオなど様々なセットが揃います。
その仕組みはこうです。
プラン(クラブ)を選択し1ヶ月単位で定額を支払うと、その間何度でも使用できるようになっています。
クラブは毎回プレーするコースに送られて送り返す形で、ユーザーは毎回手ぶらで出掛けられて自宅に置き場所を必要としないのも魅力となっています。

更に発展したサービス

また長期間レンタルして気に入ればそのまま購入できるサービスもスタートしています。

【クラブ購入のハードルを下げる「ラビシェア」】
新型コロナによる新しい生活様式の中で人との接触が少なく、特に注目されているゴルフ。
ゴルファーを増やす動きが業界で高まっている中で、クラブ購入というハードルを下げるためのシェアリングサービスが登場しています。

「ラビシェア」では2週間から3ヶ月という長い期間レンタルすることができて、気に入ったらその間のレンタル代を引いての購入ができる仕組みを作っています。
多くのレンタル利用者が出れば多くのクチコミレビューが出るので、小売店やメーカー側にとってもユーザの声を聞けるし、クラブを多くの人に知ってもらうきっかけにもなるので利点が見込めるということです。

【ゴルフのハードルを下げるシェアエコノミー】
ゴルフに限らず何をするにも最初は誰でも初心者。
やってみなければ楽しいか分からないので、いきなり道具を購入するのは気が引ける。
そこで手軽に体験してなじんで、欲しくなったらクラブを購入するのが自然な流れですね。
これなら気軽に友人や家族にゴルフを勧められますね!

まとめ

ゴルフ界にも到来したシェアエコノミー。
これを利用すればゴルフをはじめていきなり高いゴルフクラブを購入しなくてもすむので、ゴルフを始めるハードルが下がりそうです。

また初心者だけでなく、今までゴルフクラブの置き場に困っていた方にもクラブ買い換えの時に利用するのもよいのでは。
ゴルフクラブに限らず物を持つのがステイタスだったのは昔の話。
新型コロナの影響で新規や復活のゴルファーが増えた今、クラブのシェアリングサービスのニーズは増えていくかもしれませんね!

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