練習場が無いコースでの朝の過ごし方

ゴルフコース

ゴルフ場に到着してスタートまでの時間をどのように過ごすかは、その日のプレーに大きな影響があります。本来であれば、朝は練習をして身体を温めるとともに、その日の球筋を確認することが非常に大切になります。そしてパッティング練習でグリーンの速さをチェックしてスタートに向かいます。
プロなどは2時間以上前にコースに入り入念にこれらのチェックをしてスタートします。しかし残念ながら、コースに練習場が併設されていない場合もあります。このような場合朝の時間をどのように過ごすのが良いのでしょうか。今回は練習場が無いコースでの朝の過ごし方について考えてみたいと思います。

朝の練習はなぜ重要か

さて、朝スタート前のショット練習ですがなぜ重要なのか、あらためて整理してみたいと思います。

・身体を温めるため
朝は身体が冷えていて、いきなりドライバーのフルスイングなどをすると怪我をしてしまう可能性もあります。怪我をしないまでもバックスイングで身体回らない、フォローでも腰が止まってしまうなど、普段できていることができませんので、練習場でゆっくり身体をほぐしてスイングのできる身体にすることが大切です。

・その日の球筋を確認する
プロでもアマチュアでも日々の調子で球筋が変わります。上級者やプロであれば振れ幅は小さいですが、初心者初級者の場合、その日その日で右に曲がったり左に曲がったり、またトップ気味だったり、やたらダフったりいろいろです。
朝にスイングをいじって何かが治るわけではありませんが、右に曲がる日は右に曲がる前提でショットの狙いを定めるなど、対策を取ることができます

・感触を思い出す
アマチュア、特に社会人の場合仕事が忙しく、何日もボールを打たずにコースに行く日を迎えざるを得ないことも少なくないでしょう。
長いものであればなんとかなっても、アプローチなどの細かいショットは手の感覚が大事ですので、少しでもボールを打って感触を呼び戻す必要があります。そのためには朝のショット練習は本来欠かせないものです。

練習場が無い場合にどのようにカバーするか

さて、では練習場が無い場合にはどのようにカバーしていけば良いでしょうか。
まず、身体を温めるには準備運動と素振りである程度のカバーは可能です。身体が温まり動くようになるまでの時間というのはかなり個人差があります。
若くて柔軟性がある方であれば比較的簡単に身体が動くようになりますが、ある程度の年配の方で普段ゴルフ以外に身体を動かす機会が少ない場合は、温めるまでかなり時間がかかりますので、十分時間をとる必要があります。

準備運動以外の過ごし方

準備運動だけでは時間はあまってしまいますね。そこでおすすめの時間の過ごし方をいくつか紹介してみます。

・パッティング練習
ショット練習がない分、パッティングの練習にはいつもより時間をかけられることになります。普段はその日のグリーンの速さをつかんだりするだけの時間しか取れないかもしれませんが、ショット練習の時間もパッティングに使うことができますので、しっかり練習してしまいましょう。グリーンでのパッティングはコースに行った時しかできませんので、良い機会と考えましょう。ただ身体を冷やさないように注意してください。

・ゆっくりコーヒータイム
いつもは朝レストランには行かないという方も、たまにはゆっくりコーヒーを飲んでスタートに備えるというのも良いかもしれません。
ゆっくりとした時間を過ごし、リラックスした気持ちでその日のゴルフに臨むのは意外と良い結果につながるものです。

まとめ

本来はやはりスタート前にはボールを打ちたいものですが、無いものは仕方がありません。
準備運動などで身体を温めても、練習をしたときに比べて朝イチのスイングは落ち着かないものですから、いつもよりも慎重にティーショットをするように考えて1番ホールに向かってください。

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