ゴルフで打球がどこに飛んだか見失うのは視力のせいではない

ゴルフライフ

ゴルフで打った球がどこに飛んだかわからずなかなか見つけられない人と、どこに飛んでもすぐに見つけられる人がいます。
その違いには単に視力の違いではなく理由があります。
そこで打球を見つけられる人とそうでない人との違いと、打球を見失わないコツをご紹介します。

打球の行方がわからない原因

打球がどこに飛んだのかわからなくなってしまう人の、その原因を考えます。

【打球が見えにくいのは環境もある】
ゴルフコースでボールを見失う原因のひとつに、天候によるものがあります。
冬のどんよりとしたグレーの空や、晴れでも茶色の景色の中では打球が見えにくくなります。
また逆光や日没間際の暗くなってきた時間は、目が慣れていないので見えにくいことも。

【視力のせいではない】
打球がわからなくなるのは、目が悪いというのもありそうですが、そうとも言い切れないです。
視力が低いのに、どんなショットでもボールを探せる人がいます。
そういう人は「勘がいい」ということで、打感や打音でどこにどれだけ飛んだかわかるそうで、どこに当たったらどちらに曲がる、といった知識や経験があるのです。

そう聞くとボールが探せないのは「勘が悪い」ということになってしまいますが、それはゴルフの素質に関わる部分ではないので、勘を鍛えれば良いだけのこと。

【自分の打球の傾向を知らず工夫もしていない】
視力が悪くても打球がどこに飛んだのかがわかる人は、ただボールを打っているわけではなく、感覚が鋭く、豊富な知識や経験からさまざまなことを察知しています。
といっても難しいことではなく、例えばそのようなことを感じやすいような工夫「力まずグリップを握る」などをしています。

ボールを見失うのは、自分のスイングに対するミスの傾向や飛距離を正しく自覚していないうえに「ただ打つ」ということにもあります。

打球の行方が分かる人を参考に

ボールを見失わない人のことを参考にすることで、誰でも打球の行方が分かる人になれます。

【上手な人は普段どこを狙っている】
打球がどの方向へ飛ぶのかは「事前に飛球線のイメージを描いているか」が大事。
ただ真ん中やピンの方向に打つのは、方向だけでなく距離も漠然としてしまいます。

一般的にドライバーの場合、左右どちらに曲がってもいいようにフェアウェイの真ん中を狙うことが多いでしょう。
そのような状況で球の行方を見失わない人は普段どこを狙って打つのでしょうか。

打球を見失わない人は、左右に曲がるとしても、やっぱり傾向があることをわかっているので、普段フックが多いなら、左サイドのOBが浅い場合に少し右を向いたりして保険をかけます。

センターの少し右を狙って、フックがかかってもいい弾道図を頭で描いています。
このような時しっかり打球を追えているのです。

【打感を参考にしている】
ただ「打った」だけでなく、その時のフェースの感触を大切に記憶しておくと、曲がる方向が当たった感触でわかるようになります。

打感は芯が一番ソフトなのですが、例えば、ヒールヒットやフェースが開いてスライスが出る時の打感は薄く、固く感じます。
トゥヒットやフェースが閉じた時にはフックが出ますが、打感は球がフェースに乗ってインパクトが濃くなるので柔らかめに感じます。

このように、曲がる方向は打感でもわかるので、経験とデータを積み上げていって今後に活かしていきましょう。
上記の例えのような感知が難しいなら、まずは「当たりが薄かった、濃かった」と感じることから始めましょう!

まとめ

ゴルフでよくあるのが、さまざまな要因で打球を見失ってしまうこと。
ところがどんな環境でも、しっかりボールの行方がわかる人がいて、そのような人は普段から打球の傾向や弾道のイメージ、打った感触をしっかり噛み締めています。

ただ漠然とフェアウェイの真ん中を狙うのではなく、一打一打イメージと感触を大事にしてプレーすると、打球がどこに飛んだのかがわかるようになります。
ボールを探さなきゃ、というストレスからも解放されるので、スコアアップにもつながるでしょう。
ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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