引退の宮里藍、エビアン選手権の公式会見で心境を語る

海外女子

14日に開幕する海外女子メジャー、エビアン選手権。この試合が現役最後となる宮里藍。
公式会見で今の心境を述べた。

「この前の(米国最後の)ポートランドのように最高の気分です。いいプレーができる準備はできています。最後だから友達みんなにも挨拶しなきゃいけないし。これまでは順調です!」

「でも、最初の2日間(木、金)は複雑な(寂しい)気持ちになると思う。ホントに自分をコントロールしないと大変なことになる気がします。」

キャリアを振り返って - 「ゴルフは人生と同じで良い時もあれば悪い時もある。苦しい時、特に日本のメディアが悪いことを書かず支えてくれたのがありがたかった。」

引退して何するか決めた? - 「まだ決めてないの。でもそろそろ考えなきゃね。楽しくなると思う。」

引退した後のことを誰かに相談した? - 「ロレーナ・オチョアには聞いてみたい。彼女が引退した後もツアーや母国に捧げていることは素晴らしい。もちろん彼女と同じようにはできないけれど、(考えている)方向としては似ているかも。」

引退して寂しく思う事3つ? - 「やはり友達。そして素晴らしいコースでプレーすること。3つ目は無いかな。」

引退は撤回できる? - 「NO!(笑)」

トレードマークのハイソックスのコレクションは誰にあげるか決めた? - 「誰も欲しがらないと思うわ!(笑)」

メディアにも愛された宮里藍、皆が彼女の引退を寂しがっている雰囲気の中、彼女の持ち前の笑顔が部屋を明るくしていた。

選手たちも宮里の引退を惜しんだ。

ユ・ソヨン(ロレックスランク1位)
「彼女はいつまでも私のアイドル。これから会えなくなっても私の心の中にいます。永遠にいい友達。彼女の今後の人生を見守りたい。もちろんいつか私も引退するけれど、その時は良き相談相手になって欲しい。」

レキシー・トンプソン(ロレックスランク3位)
「今まで沢山彼女とプレーしました。彼女は、ツアーで残してきた結果のように素晴らしいプレーヤーだけでなく、彼女の心構えや振る舞いすべてが素晴らしいんです。いつも笑顔で誰にでも優しい。いいプレーをした時も結果が出なかったときもです。彼女は驚くべきことをこのツアーでやってのけた。みんな寂しいでしょう。」

USLPGAが「ツアーで最も愛された選手の一人」と伝える宮里藍。
最後の試合から目が離せない。

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