アイアンがもっと上手くなる!新しいダウンブローの習得法

ゴルフクラブ・用品

ゴルフでアイアンはダウンブローに打つ。
それは今も変わらないですが、クラブの進化で打ち方は変わってきました。
今のダウンブローの主流は、どんなライにも対応できる、上から緩やかに打ち込んで、ターフを取らないもの。
その新しいダウンブローの習得法をご案内します。

アイアンの進化がターフ跡を変えた

アイアンが進化したことで、ターフ跡が変わったことに注目していきます。

【以前のターフ後】
過去のアイアンは重心位置が高かったので、上からボールを潰すように打たないと芯に当たりませんでした。
トップで強いタメを作って、ヘッドを上から入れる技術が必須で、結果ボールの先に大きなターフ跡ができていました。

【新ダウンブローのターフ跡】
技術革新で低重心化が進んだ最新アイアンでは、極端に上から打ち込むよりも、緩やかな入射角で少し上から打ち込むほうが芯に当たりやすい。
手首の動きを抑えて、体の回転で振るとボールだけを打ち抜けます。
ターフ後は以前ほど残りません。

【最新アイアンに極端な打ち込みは不要】
最新のクラブは重心が低いので、入射角は緩やかでOK。
そのほうが、芯に当たりやすく、高さやスピン量が適正な弾道になるのです。

ただし忘れてはいけないのが、緩やかなダウンブローで打つ点。
アイアンの場合、スイングの再下点がボールより先になることが絶対条件です。
ボールを直接叩き、インパクトからフォローにかけて下にグッと押し込む動きが上手な人に共通する点です。

アイアンが上手くなるプログラム

進化しているアイアンを上手に操作してしっかりとしたダウンブローを習得しましょう。

【叩けるトップを作る】
新ダウンブローは、ダウンスイングで手先は極力使わず体の回転で打ちます。
それには体の回転で叩けるトップを覚える必要があります。
まずはクラブが体と同調して動くトップを作りましょう。

目安は、トップで右前腕の向きが背骨と平行になること。
自然にクラブが立って下りるので、体の回転でボールを叩くことができます。

【遠心力でヘッドを走らせる】
最新ギアでの新ダウンブローは、ターフを取らない分、地面の反力が発生しません。
そのため、ドライバーなどと同様にインパクト前後でヘッドを走らせると、ボールを安定して飛ばすことができます。

ターフを取らない分、大事なのはヘッドの走り。
ヘッドを走らせインパクトを安定させるには、とにかく前傾キープが大切。
意識するポイントは右足の粘りで、右足を内側に捻るように動かしながら、その内側が長く地面と接しているような感覚を持つようにします。
こうするとフォローを低く長く出せるので、インパクトの感触も方向性も良くなります。

【インパクト感覚を磨く】
スイングの型を覚えたら、ボールをクリーンに打ち抜くインパクト感覚を効率よく体に覚え込ませましょう。

例えば、重いものは、上半身の力ではなく下半身を踏ん張らないと押せませんよね。
インパクトも同じで、ボールをヒットする衝撃に負けないためには手打ちではダメで、上半身の動きと下半身の動きを同調させたインパクトを作る必要があります。

オススメの練習は、先にインパクトの形を作ってから始動すること。
すると力が入る形のインパクトに戻しやすくなります。

【マット練習ではボール手前のマットを持ち上げる】
練習場のマットではダウンブローを体得しにくいのは事実。
なのでマットの上からナイスショットを打とうとしてはいけません。
ややトップ気味でもいいので、ボールを直接捉える練習がオススメです。

そこでボール手前のマットを持ち上げてみましょう。
ボールの後方が上がっているだけで、ヘッドを上から入れる意識が強まります。
体を強制的に反応させることで、だんだん正しい軌道が身についてきます。

まとめ

ゴルフでアイアンで打つ時にはダウンブローが基本。
以前のアイアンではボールの先にターフ後が思いっきりありましたが、最新ギアでは緩やかな入射角なので、ターフを取るという感じではなくなりました。
ダウンブローの方法も新しくなっているので、自分のギアにあった方法を知って、スコアアップに役立ててくださいね。

関連記事一覧