ゴルフ雑学「コンドル」とは?接待にも役立つ豆知識
ゴルフの打数には鳥の名称がついていますので、「コンドル」を説明することで何故鳥の名称がつけられているのか、理解もできて楽しい雰囲気でゴルフをラウンドできるといいです。めったに達成できない記録なので、知ると勉強にもなります。
鳥の「コンドル」に例えられている奇跡の打数
ゴルフコースはホールごとに、パー数として打数が設定されています。例えばパー5と言えば、5打でカップインするホールという意味になります。ですが実際規定の打数で、ゴルフボールをカップインできればいいですが、なかなか難しくオーバーすることが多いです。殆どのゴルフコースが、18ホールかハーフの9ホールになっています。
「コンドル」とは18ホールのゴルフコースにおいて、4打少なくカップインする、奇跡の打数の名称です。例えばパー5のホールにおいて、1打でグリーンに乗せた後、カップインすると「コンドル」になります。誰にでも出せるプレイではなく、偶然の奇跡と言っていいでしょう。達成した人は過去に4人のみです。
ちなみに鳥のコンドル(ハゲタカ)は、南アメリカ大陸アンデス山脈に生息している大型の鳥で、羽を広げると約3mにもなり、上昇気流に乗って飛びますので、大きく飛んでいったゴルフボールを、鳥のコンドルの飛ぶ姿になぞらえたことが、名称の由来になっています。
設定されている打数より1打少ないスコアは、「バーディ」になり2打少ないと「イーグル」、3打少ないと「アルバトロス(アホウドリ)」と言われています。全部のマイナススコアが鳥の名称になっていますが、これは1903年A・H・スミスというゴルフ選手が、「flew like a bird」(鳥のように飛びました)と言ったことによります。
最初の1打で500ヤードぐらいの、ショットをする必要がありますので、記録を出すのは難しいですが、パー6かパー7のホールもありますので、何回かチャレンジすれば、「コンドル」を達成する人は、今後も現れるかもしれません。「コンドル」は他の呼ばれ方として、「ダブルアルバトロス」や「トリプルイーグル」と、言われることもあります。
歴史に名を残した「コンドル」を達成したゴルファー
1962年に誰よりも最初に、「コンドル」を達成したゴルファーは、アメリカアーカンソー州のLarry Bruceで、480ヤードある5番ホールの、右ドッグレッグで記録を達成しました。1995年にはイギリスShaun Lynchが、496ヤードある17番ホールの、馬の馬蹄の形をしているドッグレッグで記録を出しました。
2002年にはアメリカコロラド州のMike Creanが、517ヤードある9番ホールの、ストレートコースでコンドルの記録と、世界最長のホールインワン記録を達成しました。標高1600mの高地デンバーゴルフコースは、空気が薄いため飛距離が大きく伸びるプレイも、少なくない事で有名な地になっています。2007年にはオーストラリアニューサウスウェールズ州のJack Bartlettが、467ヤードある17番ホールで、16歳世界最年少で記録を達成しています。
まとめ
最初の1打だけで500ヤードの飛距離がある、ショットと聞くだけで本当にすごいと驚きます。接待ゴルフの際の話題として、お客様に知ってもらう豆知識として、面白い雑学になるでしょう。500ヤードショットに、チャレンジしてみるのもおススメです。マイナスの打数に鳥の名前が付いていることから、上昇気流に乗せてゴルフをショットすれば、飛距離が伸びるのだと勉強になります。向かい風よりは追い風に乗せて、ゴルフボールをショットしてみるといいかもしれません。