ゴルフ場でフード付きパーカーが賛否両論なのはこの理由から

レディースゴルフウェア

ゴルフにパーカー?
今欧米両ツアーの間で賛否が分かれているのがフード付きパーカーの着用です。

改めて考えるとダメとも言えないしオススメとも言えないし、という感じではないでしょうか。
ドレスコードを重んじるゴルフで、フード付きパーカーはOKなのかどうか見ていきます。

パーカーが騒がれたシーン

フード付きパーカーが騒がれた発端はティレル・ハットンの優勝シーンです。

【優勝シーンでパーカー】
欧州ツアー5勝、PGAツアー1勝している、ティレル・ハットン。
2020年ウェントワースGCで行われたBMW PGA選手権において、フード付きパーカーのフードを被って優勝カップを手にしたシーンが物議を醸しました。

ハットン曰く、気温が10度だったので「フードを被ると首と頭が温かいし最高の防寒着だよ」とのことでした。

【フード付きのシーンは他にも】
他にもZOZOチャンピオンシップでは初日、マイロイがパーカーを着用して帽子の上からフードを被ってプレーをしていました。

また名門ブランドのラルフローレンのゴルフラインでもフード付きパーカーがあり、契約しているビリー・ホーシェルもそれを着用してプレーしています。

【なぜパーカー騒がれる】
ゴルフといえば元々貴族のスポーツ。
スポーツとはいえ紳士の社交場という側面が強かったため、ジャケットの着用が必須でした。
それを思うとさすがにフード付きパーカーとは、という感じでしょう。

ちなみに日本ツアーではクラブハウスに入る際のジャケット着用は必須です。
着用を厳格化させる意味で、無着用だと罰金10万円です。
それは選手達の要望により制定されました。

【一般的にどうなのか】
日本では一般的にパーカー付きのウェアは必ずしもマナー違反ではないです。
しかし、名門といわれるゴルフ場ではクレームが付く場合もあります。

パーカーだとカジュアルすぎるという印象があるかもしれません。
またマナーとしてだけでなく、フードをかぶるとスイングの邪魔になる場合も。
フード付きパーカーを着るなら印象面とプレー面で気をつける、ということですね!

 

欧米では服装は自己表現の1つ

PGAツアーでは自分なりに整った格好でプレーすればOKです。
そうは言ってもパーカー問題より前に、服装について度々物議を醸す出来事はありました。

【PGAツアーで物議を醸した服装】
アメリカで、これまでと違う印象的な服を着ていたのはタイガーウッズです。
2003年に彼のハイネックシャツ着用が注目を浴びました。
ハイネックを襟とみなすかどうかが問題でしたが、当時強すぎたタイガーに何も言えなかったのか、結果お咎めなし。

その後2006年、ド派手なパンツのデーリーにもパンツの色や柄に決まりがないのでお咎めなし。
2018年シャツの裾出しをしていたファウラーは、事前に運営側と話し合って認めさせていました。
2019年には練習日とプロアマで短パンが解禁されました。

【日米ツアーでのドレスコードの違い】
日米ツアーでは服装の決まりごとは違います。
PGAツアーではTシャツやデニムはNGですが、それ以外には明確な禁止項目はありません。

迷彩柄やカーゴパンツ、そしてフード付きパーカーもOKです。
フード付きパーカーは日本ツアーで前例がないので明確ではありませんが、多分NGと判断されます。
迷彩柄やカーゴパンツは日本ツアーでは「マナー等に関する準則」で完全NGです。
シャツの裾出しも日本では完全NGです。

【服装の自由化が進みそうなPGA】
PGAツアーでは服装に関して明確な禁止項目がなく、全ては自己責任で選手個々の考え方が優先されます。
なのでフード付きパーカーもOK。

近頃はPGA側も「もっと気軽にゴルフを!」という傾向が強いので服装の自由化は進みそうですね。

まとめ

基本的にNGではない、ゴルフウェアとしてのフード付きパーカー。
元々ジャケット着用の貴族のスポーツだったということから、物議を醸すということでしょうか。

一般的なゴルファーの場合だったら、行くゴルフ場のドレスコードを確認するのと、プレーを妨げない服なのかを確認して、大丈夫なら取り入れてみましょう!

関連記事一覧