ゴルフはコースによって難易度が変わる!

ゴルフコース

何年かゴルフを続けている中堅ゴルファーなら、コースによって違う難易度に苦戦する事もあるでしょう。
ゴルフの楽しみのひとつ、ベストスコア更新も難易度の高いコースであれば喜びもひとしおです。
今回はコースによって違う難易度について解説します。

難易度はコースレートを参考に

ラウンドしていて難しいと思うコースは、人それぞれ。
人により、飛距離やパッティングの得意不得意によっても難しいコースを分けることが出来ます。
例え、トーナメントで利用されているような有名ゴルフ場であってもセッティング次第では楽に好スコアを残すこともあるでしょう。

一般的にゴルフコースの難易度を示す指標は、コースレートと呼ばれています。
これは、ハンデがゼロのゴルファーがラウンドをした場合、どのくらいのスコアで上がれるかを数値化したものです。
コースレートの設定は、日本ゴルフ協会のコースレーティング査定チームが行っており、定期的に見直しがされています。(バックティーを使用)

具体的な計算方法はさておき、コースレートは全国にあるゴルフ場に設定されているもので、日本のゴルフ場のコースレート平均値は70程です。
72のコースレートを持つゴルフ場が難易度で言う中間に当たりますので、比較的回りやすいゴルフ場が多いことが伺えます。

日本で1番難しいコースは?

定期的に見直しがされているコースレートは、年により1番難しいコースが変動することもあります。
現在国内でコースレートの高いゴルフ場は、兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部が、コースレート77.4で2位。
茨城県の鹿島の社カントリー倶楽部が、コースレート77.6で1位となっています。

コースレートは上級者のための指標!

ゴルフ場の難易度を表すコースレート。
実際ラウンドしてみるとコースレートでは当てはめることが出来ないようなコースも存在します。
コースレートを見てゴルフ場を予約したのに、思ったよりも難しすぎた、簡単すぎたという感想を持ったことがある人もいますよね。

この違和感は何か・・・コースレートはハンデゼロのゴルファーのための指標であるため、飛距離出る、マネジメント出来ることが当たり前。
だから、一般のゴルファーには合わないことが多いのです。

一般のゴルファーはスロープレートを参考にしてみよう!

2014年から適用されている、新しいハンデ算出方法。
今まではコースレート72のコースを72でラウンドすることで、ハンデゼロとなりましたが計算方法が変更されています。

新ハンデ算出の際に使用されている数値が、スロープレーティングという指標。
簡単にスロープレーティングを解説すると、ハンデが20前後のゴルファーがボギーペースでラウンドした場合の難易度を示しています。

コースレートの平均値が72であるのに対して、スロープレートの平均値は113。
数値が低くなればなるほど、比較的簡単なコースとなっています。
コースレートではバックティーが基準ですが、スロープレートはティーごとに指標を算出することが可能です。
スロープレートの数値を使用する事によって、距離だけでなくハザードの数やグリーンの大きさなど、コース全体を様々な角度から分析した指標なのです。

スロープレーティングで難易度の高いコースは?

スロープレーティングでの算出は、155という数値に近いほど難しいコースと言う事になります。
査定は同ゴルフ場でも、どのコースを回るか、アウトとインどちらのスタートかによっても変更になります。
スロープレーティングでの査定は、まだ全国のゴルフ場を網羅していませんが現在確認出来る数値で難易度の高いコースを確認してみましょう。(バックティー基準)

・兵庫県 鳴尾ゴルフ倶楽部 153
・兵庫県 ゴールデンバレーゴルフ倶楽部 151
・広島県 広島カンツリー倶楽部 148
・兵庫県 廣野ゴルフ倶楽部 147
・山口県 下関ゴルフ倶楽部 144
・宮崎県 ジェイズカントリークラブ日南コース 144
・茨城県 鹿島の社カントリー倶楽部 143
・広島県 久井カントリー倶楽部 143
・福岡県 福岡センチュリーゴルフ倶楽部 143

全国にたくさんあるゴルフ場ですが、スロープレーティングで難しいと指定されるゴルフ場は、西に集中していることが解ります。
日本のゴルフの発祥とされる兵庫県に難コースが多いのも、納得といった所でしょうか。

ゴルフの巧さはスコアだけにあらず

ゴルフの上手い下手を簡単に見ることが出来る、スコア。
しかし、どこのコースでこの位のスコアということまで見なければ、実際の腕前は解りません。
ゴルフの巧さは、飛距離やマネジメントも加味して考えるべきです。

ホームコースが簡単なゴルファーは、ぜひ一度難コースに足を運び自分の力量を試すのも良いでしょう。
簡単なコースで100切りして喜ぶよりも、このコースで100を切る、難しいコースでコンスタントに100を切るのなどの具体的な目標を設定するのもおすすめです。

関連記事一覧