みんなの憧れ?シングルプレイヤーってどんな人?

ゴルフライフ

ゴルフの超上級者の代名詞「シングル」これはハンディキャップが一桁のゴルファーのことを指します。プラスハンデというのもありますが、それを除けばハンデ0から9までの人たちです。一般のアマチュアにはなかなか想像することのできない、そんな人達のゴルフはいったいどんなゴルフなのでしょう?

どれくらいのスコアで回るの?

まず、ここでいうハンデキャップとはオフィシャルハンデキャップのことを指しています。
一定の枚数のスコアカードを所属クラブやゴルフ協会に提出することで貰えるもので、会社や仲間内でつけているプライベートハンデとはまったく別の正式なハンデキャップです。
さて、ハンデキャップというのは、パー72に対してどれくらいオーバーして回るのか?というのが基本の考え方で、72からオーバーするぶんをハンデキャップとします。
ですので、ハンデ9といえば平均的に72+9で81くらいのスコアで回る力があるということになります。
いかに上手いかがおわかりいただけると思いますが、さらに片手シングルとか5下(ごした)と言われるハンデ5以下の人たちはプラスアルファの力があります。
このレベルの人たちは、通常バックティーと言われるティーで回ります。普通のアマチュアが回る白マークよりも距離が長く難易度が高い設定のティーですね。
その条件でスコアを出しているというだけではありません。ハンデ6くらいまでは普段のラウンドで良いスコアを出せば到達できるハンデキャップなのですがハンデ5くらいになってくるとプライベートのラウンドでいくら良いスコアを出してもハンデがそれ以上減らなくなってきます。
ハンデ5から4、3といったように減らすには、クラブ選手権などの競技に参加してその競技で一定の成績を残す必要があるのです。
そういった意味では片手シングルと言われる人たちのゴルフは、一般のアマチュアとはまったく別次元で、いわばセミプロと言っても良いかもしれません。
アマチュアとはいえ、このクラスの人たちのゴルフの腕はレッスンプロの方たちよりも上と言って良いレベルです。

実際どんなすごい球を打つんでしょう?

ハンデ8とか9くらいですと、ラウンド慣れをしていてスコアのまとめ方をしっていれば到達できるレベルですので、練習場で打っているボールを見て特別すごいゴルファーだとは感じない場合もあります。もちろん飛ぶ人もいますが、男性でもドライバーで220ヤードくらいの飛距離の人もけして少なくはありません。
しかし、一般のエンジョイ派ゴルファーとは決定的な違いがいくつかあります。

・致命的なミスはしない
ミスはありますが、大曲りしてOBに打ち込んでしまうようなミスはめったにありません。
初心者初級者の方ですと、良い球も打つけれどミスしたときはOB一直線とか、アイアンでは大ダフリもある、というように良いショットと悪いショットの差が激しいことが多いですが、シングルクラスですと極端に悪い球はあまり打たないですね。

・ショートゲームがうまい
グリーンまわりまでいってから、ホールアウトまでに3つも4つもかかってしまっては、やはり良いスコアを出すことは難しくなってきます。
平均的にスコアが良い人というのは、シングルに限らずパッティングとアプローチが非常に上手く、グリーンまわりで大叩きするということはあまりありません。

・コースの攻め方を理解している
ただ闇雲にまっすぐ打とう、グリーンに向かって打とうとしているうちはなかなかスコアになりません。
シングルクラスの方たちは、そこのところをしっかり理解してコースを攻めています。
例えば、短いパー3でもピンが端に切ってあったらピンを狙わずにグリーンの中央を狙うなど、ミスをしたとしてもトラブルにならないように考えて攻めています。
ボールを打つ技術だけではなく、どうやって攻略していけば良いのか?という「ゴルフを考える力」が優れているということですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。やはりシングルプレイヤーというのは、エンジョイ感覚ではちょっと到達できないレベルではありますね。
しかし、ゴルフをやる目的は人それぞれ。健康のため、仲間と1日楽しく過ごすため、それも楽しいゴルフです。
ハンデキャップというのは上手いか下手かのレッテルを貼るためにあるわけではなく、異なる腕前の人たちがみんな一緒に楽しめるように考案されたものです。
無理なく楽しく、ずっとゴルフを続けていっていただければと思います。

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