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あらためてマスターズ優勝がどれほどの快挙なのか振り返る

2021/07/01|ゴルフウィズ編集部

2021年最初のメジャートーナメントで松山英樹選手がついに日本人としてはじめてグリーンジャケットに袖を通しました。ゴルフに精通している方であれば、これがどれほどの快挙であるかはおわかりかと思います。
優勝決定後に実況席が全員泣いていたくらい日本のゴルフの歴史に残る大快挙であるのですが、あまりお詳しくない方のために、あらためて少しご説明してみたいと思います。

絶対にありえないと思えるほどの難関

筆者がマスターズの中継を見るようになったのはいつのことだったか、もう覚えていませんが30年くらいは経っているかと思います。
筆者にとってマスターズというのは世界のトップ中のトップの選手の激闘を楽しむものであって、日本人選手の活躍を応援するというものではありませんでした。
もちろん活躍を願いはしますが、こと優勝となるとあまりにも非現実的でした。
筆者はサッカーを見るのも好きなのですが、自分が生きている間に日本がワールドカップで優勝することとマスターズで日本人選手が優勝することを見ることはかなわないだろうと思っていました。
松山が優勝するまで日本人の最高位は伊沢利光選手と片山晋呉選手の4位ではありましたが、正直優勝の可能性を感じさせるものではなく、伊沢選手はタイガー・ウッズと6打差片山晋呉選手はアンヘル・カブレラと2打差でした。

日本人選手の挑戦の歴史

日本人選手がはじめてマスターズに出たのは1936年ですので優勝まで85年かかったことになります。日本の男子ツアーの全盛期の青木功、ジャンボ尾崎、中嶋常幸といった選手たちは日本国内では無類の強さを見せていましたがマスターズではまったくといっていいほど歯が立ちませんでした。
また最近10年では松山選手を除くと予選通過して3日目まで進めた選手は15人中6人のみ。メジャートーナメントがあるたびに日本人選手を外国の選手のレベルの差を見せつけられ続けたことが日本の男子ツアーの人気の凋落の原因のひとつになっていることは間違いないでしょう。

世界のトッププロも簡単には攻略できないオーガスタ

オーガスタナショナルはそう簡単にラウンドできるコースではありませんので日本のアマチュアゴルファーでプレーしたことがある人はほとんどいないと思いますが、良く言われるのが日本で平均スコア70台くらいのトップアマチュアやレッスンプロクラスの人が回っても、まず100は切れないだろうというくらいの難しさです。
テレビで見ると美しいフェアウェイでわかりにくのですが(ちなみに最終日でもフェアウェイが全面緑に見えるのは、緑色に着色された目土を使っているからです)平らライはほとんどないといわれるくらいうねっていて常に微妙な傾斜からグリーンへのショットを要求されます。グリーンは硬く速いので高い球で適度なスピンでグリーンに打たないと止まりません。落とし場所や高さだけでなくバックスピンの回転数もコントロールする必要があるのです。

プロならば一番勝ちたいメジャー

マスターズは歴史的にも立ち位置的にも他のメジャー大会とは一線を画する大会で、メジャーの中のメジャーと言われます。世界のトッププロがどうしても勝ちたいトーナメントであり、どの選手も最高の準備をして臨みます。
つまりそれだけ勝つのが大変な大会であるといえます。そんなトーナメントを日本人選手が制したというのは本当に素晴らしい出来事でしょう。

まとめ

コロナの影響で秋に延期になった2020年の大会とは違い、パトロンも入場しての2021年大会でしたが人数制限があるため最終日の18番のグリーン周りが少し寂しかったのが唯一残念でした。満員の中万雷の拍手に迎えられて18番グリーンに上がって欲しかったな、と思いました。
マスターズチャンピオンになったという自信はとてつもないものでしょうから、これからの松山選手、まだまだメジャーに勝ってくれそうな気がします。期待して見ていきたいと思います。

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