スコアアップの近道になるパター選びの基本をおさらいしよう

プレー・クラブ

いざとなると迷うパター選び。
結局カップに入ってくれるならどのパターを使ってもよいわけですが、パターがストロークに及ぼす影響は決して小さくありません。
特性を知って自分にあったパターを使うことはスコアアップにつながりますね。
その選び方の基本をおさらいしましょう。

しっかり打てるパター選びの基本

ドライバーやアイアンは十分吟味して選んでも、なんとなく選んでしまうのがパターかもしれませんね。
選び方の大体の基本がわかれば、やはりそれ以上は構えた時の感覚で選んでもよいでしょう。

【長さは重要】
長尺パターでなければ、ボールを真上から見て無理なくグリップした両腕と体が五角形を形成するのが理想的なアドレスです。
こう考えると長さの目安は身長160㎝だと33インチ。
身長が10㎝違えば±1インチを基準に考えるので170㎝だと34インチです。
ただ構えた感じの個人差があるので、160㎝でも32インチでしっくりくる場合もあります。

【座りの良いパター】
パターを構えて、地面に落ち着かせたときの「座り」が安定したモデルなら、アドレスの再現性を高められます。
座りの良さを見極めるには、パターを置いてグリップを支えながら持って少しずつグリップだけ動かした際、グリップ側の動きに対してヘッドが安定している時間が長いものが座りが良いと言えます。

【転がりの悪さはロフトのせい?】
パターには2~4°のロフト角がついています。
これはハンドファーストにボールをとらえるためで、インパクト時のロフトが0.5°前後だと理想的な転がりになります。
ストロークの円軌道が強めならロフトが立つので多め、ハンドファーストが弱い人は少なめのロフトが合うでしょう。

【打感の違いで結果も変わる】
打球音や手に伝わる感触。
打感の感じ方は人それぞれですが、一般に打感が軟らかいと感じるモデルほどインパクトで強弱がつけやすいので距離感が出しやすく、速いグリーンにマッチします。
しっかりした打感のモデルは強く打っていけるので、ショートしやすい人や重いグリーンで重宝します。
使うボールの固さやグリーンスピードと併せて考慮したいですね。

ストロークに合うパターでつかまりよく

【ストロークに合うパターを】
パターにライ角がある限りストロークは円軌道になって、その度合いによって合うパターは異なります。
パターのフェースが完全に上を向くフェースバランスはストレートに近い軌道を描く人、トゥが下に下がるトゥバランスや中間的なトゥヒールバランスは弧のカーブが強いアークタイプにマッチしやすいです。

【ネックの違いはつかまりに影響】
ネック形状はボールのつかまりに影響します。
真ん中にシャフトがささったようなセンターシャフトなどフェース面より後ろにシャフト軸があるストレートネックより、かぎ型ともいうクランクネックや少しまがったようなベントネックのように、フェース面より前インシャフト軸がある方がボールが捕まりやすいです。

【グリップの太さは方向性に影響】
パターグリップは自分に合った太さを選ぶことで、ストロークしやすくなります。
ラバーや樹脂製の細いグリップは指先で握りたい人と相性が良く、フィーリングを活かしやすいです。
ウレタン製など太いグリップは手のひら全体で握る人向けで手首の動きをセーブすることができます。

細めのグリップは、小ぶりなヘッドとの相性が良くピン型やL字パターがマッチしやすいです。
パターをアプローチ感覚でストロークしたい、操作性重視の人に合います。
また太目のグリップは、リストの動きが制限されるため、フェースバランスの大型マレットなどとマッチしやすく、ストレート系のストロークがしやすくなります。

まとめ

最近のパターは高い技術満載の個性派ぞろい。
なのでいざ選ぼうとすると何を優先するのかで迷ってしまいますよね。
カップインしてくれれば正直どんなパターでもよいのですが、その場合もパター選びの基本がわかっていれば感覚で選ぶことができます。
是非自分にあうピッタリなパターを探してみてくださいね!

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