冬メンテの定番!グリップ交換の注意点



プレー・クラブ

冬場はラウンドを控えて少し暖かくなるのを待つ方も多いのではないでしょうか。
トップシーズンにはできないスイングの改造などとともに道具のメンテも冬場にやってしまいたいですね。
そんな冬メンテの定番といえばグリップ交換。比較的簡単にできるメンテですので自分でやってみようと考える方も多いでしょう。
今回はそんなグリップ交換の際の注意点について考えてみたいと思います。

交換グリップ選択の際の注意

グリップを交換するには当然のことながら新しいグリップを用意しなければなりません。一番手堅いのはメーカー純正のグリップに交換することです。
しかし、オークションや中古ショップで手に入れた古いクラブですと純正のグリップが手に入らなかったりメジャーでないブランドのクラブでそもそも交換グリップを発売していないようなケースもあります。
また、せっかく交換するのであればカラーを変えてみたり手触りの違うものにしてみたいということもあるでしょう。
そうなると純正以外のグリップを探すことになりますが、ここで注意が必要な点があります。

・サイズを合わせる
グリップには太さが何種類かあります。一般的にはM58とかM60といった表記で売られています。数字が大きいものほど細いグリップになります。サイズが違っても装着することは可能で間違ってしまったらつけられないということはありませんが、持った時の太さが変わります。ですので購入する際には元のグリップの太さを確認しましょう。
逆にそれを利用して少し太くしようとか逆に細めに変えようということも可能です。

しかし、ここで問題があります。メーカーが最初に装着しているグリップには口径表記がないのが一般的です。カタログに記載がないことも多いのでいったい自分のクラブのグリップの口径はいくつなのかわからないということがおこります。
どうしても調べがつかないときは細めを買ったほうが無難です。太いものは細く直すことはできませんが、細すぎると感じた場合はいったんクラブから抜いて両面テープの巻き数を増やすことで太くすることができます。
人間の感覚というのは繊細なもので両面テープ1枚でグリップを装着した時と2枚で装着した時ではあきらかに感覚が変わります。

・重量を合わせる
グリップにはさまざまな重量があります。一昔前であればよほど特殊なもので無い限りはグリップは50g前後のものがほとんどでした。ですので交換の際に重量を気にする必要は無かったのですがクラブの軽量、長尺化と軽量グリップの価格の低下に伴い軽いグリップを装着しているモデルが増えました。グリップは5g変わるとまったく別のクラブになってしまうほどバランスが変わります。太さと違い調整ができませんので、重量だけは必ず合わせて購入しましょう。

しかし、これもメーカーから発表されてないことが多く困ってしまいます。
データーが無い場合は、もう自分で計るしかありません。買う前にいったんグリップを抜いて例えばキッチンスケールのようなもので古いグリップの重量を計りましょう。
それも無い場合はショップに持ち込んで計ってもらうしかありませんので、ネットで購入するようなことは難しいでしょう。

装着時の注意

交換方法などはいろいろな記事で紹介されていますが、あまり記載されていない注意点をご紹介します。

・長さを整える
新品のグリップが2本以上ある場合は、装着したあと新品グリップと並べて比較して長くなっていたり短くなっていたりしないか比較します。グリップはゴムでできていますし装着時は強い力で引っ張りますから長さが伸びてしまったり、逆に引っ張り方が不足して縮んでしまったりします。そうなると太さが変わってしまいますので元の長さで装着するようにしましょう。1本しか無い場合は事前にシャフトにテープなどで印をつけて、長さの目安にすると良いでしょう。

・捻じれに気を付ける
長さと同時にグリップの捻じれにも注意しましょう。グリップを装着する場合まっすぐに引っ張るのが基本ですが、つけかたによっては捻じれてしまうことがあります。
グリップには滑り止めのパターンがつけられていることが多いので、このパターンが捻じれていないかチェックします。さらにエンドキャップのところのロゴマークを確認してにロゴマークがまっすぐスクエアな方向に向いているか確認してください。

慣れてくれば簡単ですが、最初はうまくつけられず長さが変わってしまったり捻じれてついてしまったりします。
コツというほどではないですが、一般に思っているよりもかなり多めの揮発油を両面テープとグリップ内部につけることでまっすぐに入れやすくなります。揮発油が不足しているとどうしても強い力でグリップを入れることになり、伸びや捻じれが生じやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。グリップ交換は簡単ですがポイントを押さえないと思わぬ失敗をしてしまいます。この記事を参考にぜひグリップ交換にチャレンジしてみてください。

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