ドライバーの飛距離を伸ばすための上半身パワートレーニング

ドライバーの飛距離が伸びると、ゴルフがもっと楽しくなります!
その鍵は、実は「上半身のパワー」。
そこで今回は、筋トレ初心者でも取り組みやすく、年齢に関係なく続けやすい、飛距離アップに直結する上半身トレーニングを紹介します。
参考にしてみてください。
ゴルフの飛距離アップに必要な上半身の力とは
クラブの中で一番長さのあるドライバーで飛ばすには、腕の力だけじゃ足りません。
肩・背中・胸の筋肉が連動してこそ、スイングに爆発力が生まれるのです。
まずは、どの筋肉がどう関係しているのかを知っておきましょう。
【肩甲骨まわりの柔軟性とパワーが飛距離のカギ】
肩甲骨の可動域が広がると、スイングの振り幅が大きくなるので、より強いインパクトが可能になります。
特に背中の広背筋や僧帽筋がしっかり使えると、クラブの加速が段違い。
肩甲骨を意識したストレッチや軽い負荷のトレーニングから始めると効果的です。
【胸筋がスイングの安定性とパワーを支える】
胸の筋肉、特に大胸筋は腕の振りを支える重要な役割を担っています。
スイング時のブレを抑え、力を効率よくボールに伝えるためには、胸筋の強化が欠かせません。
腕立て伏せやダンベルプレスなど、シンプルな動きでも十分に効果があります。
【腹筋と背筋のバランスが飛距離を左右する】
上半身のパワーは、腹筋と背筋のバランスが整ってこそ発揮されます。
体幹が安定すると、スイングの軸がブレないので力を逃さずにボールに伝えられます。
プランクやバックエクステンションなど、体幹を鍛えるメニューを取り入れてみましょう。
ゴルフに効くおすすめ上半身パワートレーニング
筋トレはハードルが高いと感じるかもしれませんが、ゴルフに特化したトレーニングなら意外と楽しく続けられます。
そこで、飛距離アップに直結する具体的なメニューをご紹介。
【ゴルファー向け腕立て伏せで胸筋を強化】
腕立て伏せは、道具もいらず自宅でできる万能トレーニング。
ゴルファー向けには、手の幅を広めにとる「ワイドプッシュアップ」がおすすめです。
胸筋にしっかり刺激が入ることで、スイングの安定感が増します。
週に2〜3回、10回×3セットから始めてみましょう。
【チューブトレーニングで肩甲骨まわりを活性化】
トレーニングチューブを使った「ローイング」や「フェイスプル」は、肩甲骨まわりの筋肉を効率よく鍛えられます。
・ ローイング:チューブを両手で握り背中に向かって肘を引く
・ フェイスプル:顔の高さでチューブを引き肘を外に開きながら後ろに引く
気軽にできて軽い負荷でも十分に効果がある上に、ゴルフのスイング動作に近い動きなので、実践的な筋力アップが期待できます。
【体幹強化に効くプランク&ツイスト】
体幹トレーニングの定番「プランク」に「ツイストプランク」を加えることで、腹斜筋にも刺激が入って、スイング時の回転力がアップします。
・ プランク:肘とつま先で体を支え体幹を一直線に保つ基本姿勢
・ ツイストプランク:プランク姿勢から腰を左右にひねり体幹と腹斜筋を鍛える動作
最初は30秒キープから始めて、慣れてきたら1分、ツイストを10回ずつ加えるなど段階的に強度を上げていきましょう。
【メディシンボール投げで瞬発力を鍛える】
壁に向かって胸の前からメディシンボールを力強く投げる「チェストパス」は、胸筋や腕の瞬発力を高めるのに効果的です。
スイングの加速動作に近い動きなので、実戦的な筋力が身につきます。
女性ゴルファーなら2〜3kg、男性ゴルファーなら3〜5kgのボールを使うのが目安で、10回×3セットを目安に行うと良いでしょう。
運動後は肩や胸のストレッチも忘れずに。
まとめ
ゴルフでドライバーの飛距離を伸ばすには、上半身の筋力と柔軟性が不可欠です。
肩甲骨・胸筋・体幹をバランスよく鍛えることで、スイングの安定性と爆発力が向上します。
今回紹介したトレーニングは、ダンベルのような重い器具は必要ない上に、どれも自宅で気軽にできるものばかり。
楽しみながら続けてみて、次のラウンドで「飛んだ!」を実感してみてください。