飛距離のアップに直結するゴルファー向け筋トレ術とは

ゴルフライフ

「もっと飛ばしたい!」は、すべてのゴルファーに共通する永遠のテーマですよね。
でも、ただクラブを頑張って振るだけでは限界があります。
今回は、飛距離アップに直結する「筋トレ術」に注目。
運動が苦手でもできるメニューもご紹介しますので参考にしてみてください。

飛距離アップには「筋力」が必要不可欠な理由

ゴルフの技術を磨くことも大切ですが、並行して筋力を鍛えることでスイングのパワーと安定感は格段に向上します。
なぜ筋トレがゴルフの飛距離向上に効果的なのか、身体のメカニズムから解説します。

【スイングのパワーは体幹と下半身がカギ】
飛距離に直結するスイングの強さは、ゴルフクラブを持つ腕の力だけでは生まれません。
実は、地面をしっかりと踏み込む下半身の安定性と、それを支える体幹の強さが最も重要なのです。

地面反力を使ってボールを効率よく飛ばすには、身体の軸がブレないことが前提。
その土台になるのが体幹筋やお尻・太ももなどの下半身の筋肉です。

【飛ばせるゴルファーは「ねじれ」が上手い】
スイング中の「ねじれ」の動き、つまり回旋動作が飛距離を生むもう一つのカギです。
このねじれを効率よく生むためには、背中や腹斜筋、股関節まわりの柔軟性と筋力が必要。

筋トレによってこれらの筋肉を鍛えることで、スイングのキレが増して、ヘッドスピードの向上が期待できます。

【年齢とともに落ちる筋力を補う必要がある】
30代を過ぎる頃になると、意識的に運動しない限り筋力は年々低下していきます。
とくにゴルフに重要な下半身の筋肉が衰えると、スイングの安定感にも直結。

いつまでもスムーズなスイングを続けるためには、日頃から意識して筋力を維持・強化しておくことが必要不可欠なのです。

自宅でできる!ゴルファー向けおすすめ筋トレメニュー

そこで忙しいゴルファーでも続けられる、シンプルかつ効果的なトレーニングをご紹介。
特別な器具がなくてもOKなので、今日からでも始めることができます。

【ゴルファーの基本「スクワット」で下半身を鍛える】
まず取り入れてみたいのが、全身の筋肉を効率よく使える「スクワット」。
両足を肩幅に開いてしゃがむだけの動きですが、お尻・太もも・体幹すべてに効きます。

慣れてきたら、片足スクワットやジャンプスクワットにステップアップすれば、より実戦向きの筋力がついてきます。

【スイングの回旋力アップに「ロシアンツイスト」】
体幹を鍛える代表的な筋トレが「ロシアンツイスト」。
床に座って上体を少し後ろに倒し、両手を胸の前で組みながら左右にひねる動作です。

腹斜筋や背中のインナーマッスルを刺激するので、スイング時の「ひねり戻し」の動作が今までよりスムーズになるでしょう。

【柔軟性と筋力を同時に高める「プランクツイスト」】
体幹強化とストレッチ効果を兼ね備えたのが「プランクツイスト」。
肘をついたプランクの姿勢から、腰を左右にツイストすることで、腹部と股関節まわりを同時に刺激します。

やってみると結構きついですが10〜20回×2セットを目安にすると、無理なく継続できますね。

【姿勢を整えスイングのブレを防ぐ「肩甲骨リリース」】
デスクワークやスマホの影響で硬くなりがちな肩甲骨周辺をほぐすことも、飛距離アップに役立ちます。
両手を後頭部に置いて肩甲骨を寄せるように肘を後ろへ開閉する動作を10回。

PC作業の合間でも簡単にできる動作ですが、これを普段やるとやらないとでは大違いです。
可動域が広がるので、バックスイングが深くなって、よりしなやかな動きができるように。

まとめ

ゴルフの飛距離アップには、技術を磨くだけでなく身体作りが欠かせないのですが、特に、体幹や下半身を意識した筋トレによって、スイングのパワー・安定感・柔軟性が大きく向上します。
さらに、適切なストレッチやコンディショニングを取り入れることで、スムーズな動きとケガ予防にもつながります。
忙しくても取り組めるメニューばかりなので、まずは1日5分から習慣にしてみたいですね。
小さな積み重ねが、スイングの質と飛距離を確実に伸ばしてくれるでしょう。

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