選ぶのに迷う!マレットパターはネックの種類がたくさんある

ゴルフクラブ・用品

ゴルフのパターの型のひとつのマレットパター。
このパターにはネックの種類も多く、どのモデルを選べばよいのか戸惑ってしまいます。
どうしてここまでたくさんの種類があるのでしょうか。「ネック」を中心に考えてみます。

パターのネックの役割

年々種類が豊富になっているマレットパター。
三角ネックが登場でさらにネックの種類が増えましたが、なぜここまでのバリエーションが必要なのでしょうか。

【パターのネックの種類が豊富な理由】
パターは、グリーン上で様々な距離を打ち分けながら、傾斜に合わせてタッチも出さなければいけないという難しいクラブ。
となるとただオートマ度を高めても不十分で、適度な操作性を加えながら性能バランスを調整することが必要不可欠。
そこで大きな役割を果たすのがネックなのです。
ネックの見方を覚えれば最適なモデルが見つけやすくなりますね。

【ネックの役割1】
その役割1は、重心角を変えてオートマ度と操作性のバランスを調整すること。
クラブを水平にした時のフェースの向きと、地面に垂直なラインで計測するのが「重心角」。

これが大きいほどストローク中のフェース開閉が小さくなって、オートマティックに打ちやすくなります。
ただしオートマ度が増すほど、感性を生かしたタッチが出しにくくなるケースもあるため、細かな調整をして適度な操作性を持たせたモデルも多いです。

【ネックの役割2】
ネックの役割2は、オフセットの大きさを変えて、打ち出し方向を調整すること。
シャフトの左端のラインからフェース向きまでの長さがオフセットです。

大きいほどシャフトに対してフェースが後方に下がる形になり、同じ打ち方でもフェースが閉じてあたりやすく、打ち出し方向が左になりやすい。
またヘッドの見え方にも影響するため、構えやすいと感じるオフセットを選ぶことも大切です。

パターのネックの形状ごとの特徴

マレットパターに搭載されることが多い5種類のネックの特徴についてご紹介します。

【ベントネック】
重心角が大きくなりやすいマレットパターの定番ネックがベントネック。
オートマ度高めでまっすぐヘッドを動かしやすいのが特徴です。
ヘッド全体がしっかり見えることもベントネックの特徴なので、アライメント(クラブヘッドや身体の向きを目標に向けて正確に整えること)が取りやすく、ショートパットの安定感が高いモデルが多いです。

【ショートスラント】
重心角を小さく調整しやすく、マレットパターでも感性を生かしたストロークがしやすいことが特徴なのがショートスランとネック。
ヘッドを低く長く動かすイメージが湧くネックなので、手の感覚でストロークしたい人にピッタリ。

【センターシャフト】
重心角が90度近くになることが多いネックですが、センターシャフトの最大の特徴はフェースがシャフトよりも前に出ること。
ひっかけに悩むゴルファーにとって、この特性は大きな武器になります。
シャフトの延長線にフェースの芯が来るので、重心角大でも感性が活かしやすくなっています。

【クランクネック】
ブレード型に多く見られるクランクネックですが、マレットでも一定数のファンがいます。
オフセットが大きくなりやすく、右に外すミスを減らせます。
ハンドファーストに打つイメージのネックで、しっかりボールをヒットしたい人におすすめです。

【三角ネック】
近年の大きな発明の三角ネックは、大きさと位置を変えることで様々に性能を調整できます。
フォロー以降の直進性も上がるので、大きな筋肉を使ったストロークと好相性です。
モデルによる性能差が一番大きいネックなので、重心角やオフセットを見つつ、しっかり試打をして性能を見極めることが大切。

まとめ

ゴルフのマレットパターは、そのネックの種類によって個性があって、選択肢が多いことで知られていますね。
ネックの形状によってスイングの感触やボールの転がりも変わるので、自分に合ったパターを見つけることが重要となります。
ネックの選択によって良いスコアにつながる可能性があるので、ぜひ注目してみてくださいね。

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