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ドライバーのヘッドはなぜチタン製なのか

2020/05/26|ゴルフウィズ編集部

今、特殊なものを除けばドライバーのヘッドというのは、ほとんどがチタン製です。普段なんの疑問もなく使っていらっしゃるかもしれませんが、そもそもなぜチタンでできているのでしょうか?チタンだと飛ぶからでしょうか?
今回はそんなドライバーの素材についてのお話しです。

ドライバーのヘッドに求められる要素

なぜチタンなのか、ということを知るには、まずドライバーのヘッドに求められる要素について考えてみなくてはなりません。
まず、クラブを作る場合には「総重量」「全長」「バランス」「ヘッド体積」という要素を考えなくてはなりません。
例えばアマチュア向けのドライバーを作ろうと考えると、重量は280g前後、全長は最近の流行りでは45~46インチです。
バランスは時代とともにずいぶんと考え方が変わってきましたが、それでもD2とかD3くらいでしょう。
さて、その数値に出来上がりのクラブを収めようとするとおのずとドライバーのヘッドに使える重量というものが決まってきます。
さらに、ミスに強いものを作るには体積も450~460ccが必要になってきます。
飛ぶ、とか曲がらないという以前に、この条件がクリアできないとクラブとして成り立たないということになってしまいます。

比重と硬度と強度

実は280gそこそこで460ccの体積という条件が出ている時点で使える素材というのは非常に限られてきてしまいます。
物には比重というものがあり、同じ体積でも比重が重いものは重量が重くなりますし比重が軽いものは軽くなります。
チタンの合金は比重が4.43でステンレス(SUS304)ですと7.90と、かなりチタンのほうが軽いわけです。
また軽ければなんでも良いわけではなく、ボールが当たってもへこんでは困りますから一定以上の硬度がなくてはいけません。
さらに面倒なことに硬くても強度が弱いと割れてしまいます。それらの条件を満たす素材というのは実はあまり多くはありません。

技術の進歩

ドライバーがパーシモンからステンレスに、そしてチタンへと変遷する過程で、それ以外の素材も試されてきました。代表的なものはカーボン、そしてアルミなどですがいずれもさまざまな理由で短命に終わりました。
チタンが今のように全盛になった背景には、製造技術の大幅な進歩があります。もともとチタンはステンレスなどに比べると成型するのが難しい金属でしたので開発当初は1本数十万円もするクラブになってしまっていました。
技術の進歩で飛躍的に製造コストが下がり、今のように誰もが買うことができる価格になってきました。

いまでも続くさまざまな工夫

製造技術の進歩とともに、チタンヘッドの重量にはまだ余裕ができるようになりました。ルール上460ccが上限ですが、作ろうと思えばもっと大きいものも作れるようになったということです。
重量に余裕があれば、その重量を周辺に配置することで重心位置をコントロールすることができるようになります。
スイートスポットが広かったり、ボールが上がりやすかったり、またスピン量が適正になる

ように調整されていたり、メーカーはさまざまな角度から工夫を重ねています。

まとめ

ゴルフクラブの進歩というものは、大変なものがあります。ひと昔前では考えられなかったような軽くて大きなヘッドのドライバーが手頃な価格で手に入ります。
これからどのようになっていくのかは誰にもわかりませんが、手頃な価格で打ちやすいクラブがこれからも沢山出てくれば良いなと思います。

ゴルフウィズ
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