<我孫子ゴルフ倶楽部>老舗で名正統派のゴルフ倶楽部です

ゴルフコース

我孫子ゴルフ倶楽部は、長い歴史を有する老舗であり名門コースです。全国には、現在2300を越えるゴルフ場がありますが、名門コースランキングなどでは関東におけるトップ10に入るようなコースです。
 

歴史

千葉県我孫子市に1931年(昭和6年)に誕生した我孫子ゴルフ倶楽部には、80年近い歴史があります。1931年には18ホールが完成しました。設立者で我孫子町長だった加藤良氏は、それまで華族の社交場だったゴルフ場を、庶民も集える場所にしようという信念を有し、運営に当たりました。第二次世界大戦時には随分と思いがけない苦労があったようですが、それを乗り越えて今日に至っています。

このように歴史ある倶楽部なので、日本のゴルフの発展に様々な貢献をしたコースでもあります。日本を代表する様々な大会も開催され、日本のプロゴルフ黎明期に活躍したゴルファーも数多く輩出しました。世界で活躍した青木功の出身コースであることでも有名です。また、今もシニアツアーで活躍中の海老原清治などがここの出身です。

概要

・住所:〒270-1137 千葉県我孫子市岡発戸1110
・アクセス:常磐自動車道・柏インターより14キロ
・設計:赤星六郎
・改造設計:ブライアン・シルバ
・改造共同設計:ガイ・ゴルビー
・全長:バックティー6912ヤード(レギュラー6453、フロント6136)

柏インターは三郷のちょっと先なので、都心には近いほうのゴルフ場と言えるでしょう。設計者の赤星六郎は、相模カンツリー倶楽部の設計も行っています。2012年には大規模なコース改修を行いました。

実際に回ってみた人によると、フェアウェイが広い、バンカーが目立ち手強い印象が強い、グリーンが小さい、グリーンのメンテナンスが素晴らしいなどの点が挙げられています。

コース改修

コース改修にあたって、その基本コンセプトは、「原設計を守り、我孫子らしさを残すこと、そして新時代に通用する」ことでした。改造を設計したブライアン・シルバは「コース設計の基本である”自然のあるがまま”を大切に、長い歴史の中で経年変化したバンカーや人工的に盛上げられたグリーンを改修する」ことを念頭に取り組んだそうです。そのうえで、「新時代に通じる戦略的なコースであると共に、幅広い層のアベレージゴルファーにも受け入れられるコースにすること。」を心がけたそうです。

その甲斐あってか、2014年にはゴルフマガジン社の「2013ベストインターナショナルリノベーション」を受賞しています。また2017年には「日本女子オープンゴルフ選手権」が開催されています。

名門コースであり、老舗中の老舗だからなのでしょう、ドレスコードなどもわかりやすくHP上に掲載されています。コース改修のコンセプトなどを見ると、今後は幅広い層のアベレージゴルファーにもプレイしやすいコース、ということを考えてくれているのが嬉しいですね。一度はプレイしてみたい憧れの名門コースという名に相応しいコースの一つでしょう。

関連記事一覧