失敗しないアプローチの考え方

その他

ドライバーやアイアンがそこそこ打てるのにあがってみればダブルボギーやトリプルボギー。そんな方が意外と多いのではないでしょうか。もちろんパッティングも重要ですがなんといってもスコアをまとめるための肝はアプローチです。
アプローチに自信が持てるようになれば飛躍的にスコアが縮まります。
今回はそんなアプローチショットの考え方についてです。

状況に応じてもっともやさしい選択をする

上級者は同じ30ヤードのアプローチでも実に多彩な球質で攻めていきます。
クラブも何種類か選択肢があり、上げる、転がす、スピンをかけるなど状況に応じて使い分けていきます。
しかし、初級者の方はまだそんなことはできません。ですので自分でできる範囲でもっとも可能性が高い方法を選択していくことになります。
ただし、シチュエーションによってなにが易しいかは変わってきます。ゴルフは経験が重要と言われるのはこういったジャッジメントが難しいからでもあります。
ここで詳しく説明はできませんが、基本的な考え方だけでもおさらいしておきましょう。

・ボールからグリーンまでの距離、グリーンからピンまでの距離をそれぞれ確認する
まず基本中の基本、最初に確認すべきはボールからグリーンまでの距離はどうか?そしてボールの落下点からピンまでの距離はどうか?です。
基本的にはグリーン迄はボールをキャリーさせ、そこからは転がしていくことになりますがキャリーの距離が長いほど初級者の方はミスをする可能性が高くなります。
ですので、なるべくグリーン上でボールを転がす距離を長めに考えた方がミスしてもケガが少ないといえます。
とはいえあまりグリーンのぎりぎりを狙うと乗らない危険があります。そこは必ず安全をみておきましょう。

・ミスしたときのことを想定して狙いを決める
これはアプローチに限ったことではありませんが、ミスすることの多い初級者の方ほどミスすることを想定せずに狙いを決めています。そのためミスしたときのケガが大きくなってしまい、結果的に大叩きに繋がってしまうのです。
ゴルフはミスするのが当たり前ですから、ミスを想定して狙いを決めます。
例えばバンカー越えのアプローチで上げていかなければならないときは、ピンをオーバーさせるつもりで大き目に打っていきます。もちろんピッタリ打てる自信があればデッドに狙っても良いでしょうが、ギリギリピンを狙うつもりがダフってしまいバンカーなんてことになったら目も当てられません。
少しでも不安があるなら最悪でもグリーンには乗るような距離感で打っていきましょう。

・使えるところはとにかくパター
グリーンまわりでザックリやトップが怖い場合は、とにかくパターです。
まず必ずパターが使えるかどうかを確認しましょう。
どんなときでもまずパターが使えるか確認し、ダメならばショートアイアンなのかウエッジなのかと考えていきます。特に芝の枯れている時期はかなり転がりますので暖かい時期よりもパターが使える範囲が広がります。

自信のある1本を作る

本来アプローチは状況でクラブを選択していくのが易しく攻めるコツではありますが、それはそれだけ多くの種類のクラブでアプローチの練習をしている、という前提が必要です。
特に練習量が足りていない初級者の方は、いざコースでアプローチしようとすると状況判断やどう寄せるかよりも神経が「上手く当たるか」に集中してしまいがちです。
これではなかなか上手くいきません。
そこで、練習場ではまず1本のクラブで一つの距離を徹底的に練習するようにしましょう。
30ヤードでも40ヤードでも構いません。繰り返し練習をして、このクラブでこの距離ならそれなりに打てるという自信をつけていきましょう。
あとはコースではその応用です。まずは当てることに対する不安をなくしてしまうのが良いと思います。

まとめ

アプローチは、直接的な打数だけでなくコースマネジメント全体でも非常に重要なポイントになります。
アプローチがそこそこ上手くいけば3パットはかなり減らすことができます。
グリーンをはずしても寄せられる自信があればセカンドショットも心の余裕ができてくるでしょう。そしてセカンドショットに余裕ができればティーショットも楽に打つことができるようになってきます。結果的に相乗効果で飛躍的にスコアが良くなってくることも期待できます。ぜひしっかりと練習をしてみてください

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