東京オリンピック銀メダル!稲見萌寧プロの凄いところはここ
東京オリンピック女子ゴルフで銀メダルを獲得した稲見萌寧プロ。
4日間の彼女の安定したプレーに釘付けになった方も多かったのではないでしょうか。
見ていても緊張するプレーオフでも素晴らしいプレーを見せてくれました。
そんな稲見プロのどこが凄いのか見ていきましょう。
稲見萌寧プロはこんなプレーヤー
黄金世代やプラチナ世代、輝かしい活躍を見せてくれているこれらの世代の女子プロゴルファーはたくさんいますね。
その2つの世代の間の学年の稲見プロ、彼女のプロフィールを見ていきます。
【稲見プロのプロフィール】
・ 1999年7月29日生まれ
・ 9歳から競技をはじめる
・ 2度目のプロツアー参戦となった2015年「中京テレビブリジストンオープン」で10位に入ってベストアマチュア賞
・ 18年のプロテストは合格ラインギリギリの20位で突破
・ 19年はQTランキング103位スタートからの出場権をつかみ7月の「センチュリー21レディス」で初優勝。
・ 21年「中京テレビブリヂストンレディス」2日目にツアー記録となる13バーディ。同大会で通算7勝目を上げた。
・ 21年東京オリンピックで銀メダル獲得
【稲見プロは何世代】
稲見プロは、ひとつ上の学年の渋野日向子プロ、畑岡奈紗プロ、原英莉花プロなどでおなじみの黄金世代、そしてひとつ下の古江彩佳プロや安田祐香プロなどのプラチナ世代の間の学年です。
それを「狭間」や「谷間」の世代と呼んでいた方もいたようです。
20年末の世界ランキングはオリンピック代表圏外の日本勢5番手。
21年だけでツアー5勝を挙げて2番手まで駆け上がって権利を掴みました。
そうなった瞬間、狭間世代ではなくて稲見世代だ!という人も。
【ゴルフを始めた頃】
稲見プロは9歳でクラブを握った時から「空振りを一切しないで、うまくいいスイングで打てていた」という天才肌。
中学からは、時に1日10時間もの打ち込みで腕を磨いたといいます。
天才肌で努力も欠かさないとなれば、こうなることは必然だったかもしれませんね。
記憶に新しいオリンピックのメダル
オリンピックでの稲見プロはとにかく安定したプレーが際立っていましたね。
【安定感で世界のトップと戦った】
稲見プロを支えるのは正確なショットです。
東京オリンピックでのドライバーの飛距離は248ヤードで全体の35位と平均より少し下。
ところがフェアウェイキープ率は全体の1位(85.7%)だったので、ティーショットのスコアへの貢献度の指標は全体の3位。
パーオン率も76.3%で8位にランクインし、持ち前のショットの正確さを世界に示しました。
そしてグリーン周りのショットのスコアへの貢献度を表す指標では全体の4位にランクインし、アプローチのうまさも光りました。
【プレーオフの勝率は1位】
首位タイで迎えた18ホールで残念ながらボギーで金メダルを逃した稲見プロ。
見ている方は少なからず残念という気持ちになったものですが、本人はいたって冷静でした。
「がっかりという気持ちは少なくて。プレーオフの勝率は100%。それを貫き通す気持ちが一番でした」と銀メダルに向けて気持ちを切り替えたのが印象的でしたね。
同じくプレーオフを戦った松山英樹プロから激励されていたことも後押しとなったのかもしれませんね。
【安定したショット】
ヘッドスピードと軌道のコントロールの精度が高く再現性も高い点が稲見プロの特徴です。
安定したショットを打ち続けるのは強靱な体力も必要ですね。
稲見プロの強さの秘密のひとつと言われているのが、キックボクシングを取入れていること。
インスタグラムで公開された、ハイキックと縄跳びの「鬼トレ」の動画はキックボクサーと見間違うほどでしたね。
まとめ
東京オリンピックの女子ゴルフで銀メダルを獲得した稲見萌寧プロ。
天才肌である上に努力を怠らないことで、常に安定したショットを見せてくれていました。
オリンピックという大舞台、世界の強豪選手たちとの緊張する場面でもメンタルの強さも見せてくれました。
彼女をはじめ同じ年頃の女子プロの活躍もめざましいものがあります。
これからのゴルフ界の盛り上がりに期待が持てますね!