もっとゴルフを楽しく、もっと身近に

素朴な疑問を解決!2番ウッドや1番アイアンがない理由はこれ

2022/12/22|ゴルフウィズ編集部

ゴルフクラブで、その存在がなくても違和感がない2番ウッドや1番アイアン。
ないのが普通なので普段は気になりませんが、もともとはあったはずと思うと、なぜないのか気になりますよね。
そこでなぜ今は2番ウッドや1番アイアンが見られないのかをご紹介していきます。

ゴルフクラブはセットで販売

1905年にゴルフボールの凸凹「ディンプル」が開発されると、弾道の安定性が増しました。
それをきっかけに、飛距離をクラブごとで打ち分ける考え方が進んだそうです。

【初期のゴルフクラブのセット】
1926年に世界初となる12本マッチドセットアイアンが登場しました。
セントアンドリュースのクリーク(アイアン)メーカーのトム・スチュアートが『RTJ』マークを入れて作り上げたもので、構成は次の通りです。

・ ドライビング・マッシー
・ 1アイアン
・ 2アイアン
・ 3アイアン
・ 4アイアン
・ マッシーアイアン
・ マッシー
・ スペード・マッシー
・ マッシー・ニブリック
・ ニブリック
・ クリーク
・ パター

このスチュアートがのちに作ったアイアンセットを、ボビージョーンズが使って1930年にグランドスラムを達成することになります。

【番手を数字で管理する流れ】
ジョーンズは競技引退後、スポルディング社と組んでクラブ制作に尽力しました。
ちょうどスチールシャフトの普及でクラブの量産化が進み、セット販売が現実的に。
このセット販売をきっかけに、番手を数字で管理するという流れができました。

しかしクラブ本数が14本以内に規制されたのは1938年。
それ以前にアイアンが1~9番までとなったのは、『RTJ』アイアンの影響だと言われています。
スチュアート考案のセットは、ドライビング・マッシーとクリーク、パターはエクストラクラブであって、1アイアンからニブリックまでの9本でレングスやロフトをフローさせていたようです。
それでジョーンズはアイアンセットを9本にしたということです。

2番ウッドとロングアイアンはウェッジに交代

そして、アイアンだけでなく、ウッドも同じような管理となっていきます。

【ウッドもセット化される】
アイアンがセット販売になると、ウッドも同様にセット化(数字化)されました。
こちらも半インチ刻みですが、ロフト角は3度差で設定。
それまでの経験から、バッフィにあたる4番ウッドのロフト角を20度前後で抑えたかったからでしょう。
ちなみに、パーシモンヘッドのドライバーのロフト角の標準は11度でした。

【バッグから姿を消したアイアンとウッド】
アイアン9本にウッドは4本ト、それとパターで計14本、のはずでしたが、早々に2番ウッドと1番アイアンはバッグから姿を消してしまいました。
PWとSWのニーズが高まって、最も扱いが難しい2本が外されたわけです。

第二次大戦後くらいから、番手ごとの標準飛距離がカタログに載るようになりました。
当時は1番アイアンのロフト角は16度、9番は48度。
アイアンセット販売から1,2番アイアンが消えたのは1960年代で、代わりにPWとSWが加わりました。

【中途半端な2番ウッド】
さて2番ウッドは代わりもなく抜けたままですが、その理由はスペックが中途半端だったから。
ロフト角14度ではドライバー代わりとしても差がつかず、フェアウェイからはロフト角17度の3番ウッドほど打球は上がらないだけdなく、むしろ飛ばなくなります。
当時のウッドセットは高額で、4本よりは3本の方が買いやすいという事情もあったでしょう。

上級者は代わりに2番アイアンを入れたり、初中級者は5番ウッドを検討したり、という感じになりました。
以降「7番アイアンは○○ヤード」「ウッドは1,3,5が当たり前」というイメージに合わせて、スペックが変化しています。

まとめ

ゴルフクラブには14本以内という決まりがあります。
その本数は最初から決まっていたわけではないので、それによって外されてしまったクラブというのもありました。
その流れから、もともとは存在した2番ウッドや1番アイアンが押し出されてしまったということです。
もしそれらがあったとしても、使い方に苦慮して結局使わずじまいになりそうですね!

ゴルフウィズ
いいねして最新情報をチェック!

この記事に関連する記事

家ではラグマットを利用してパターの距離感を磨く練習をしよう

家ではラグマットを利用してパターの距離感を磨く練習をしよう

自宅でのパター練習では専用のマットを使用することが多いでしょう。 その際に、そのパターマットの他にラグマットや絨毯があれば練習の効果は倍増します! 自宅に敷いてあるマットでどれくらい転がるか分かれば、 …

2022/02/03|ゴルフウィズ編集部

高弾道を実現するドライバー!「ダンロップ XXIO9」

高弾道を実現するドライバー!「ダンロップ XXIO9」

ドライバ―ショットの飛距離に悩んではいないでしょうか。「ドライバーが飛ばないから、後に続くプレーがきつい」「2打目を最初に打つのはいつも自分だ」などなど、ドライバ―の飛距離が出ないことで抱えているその …

2017/12/14|ゴルフウィズ編集部

新しいパターの定番となった「ツノ型」はどのようなもの?

新しいパターの定番となった「ツノ型」はどのようなもの?

つては奇抜なイメージだったパターの「ツノ型」も、今では多くのメーカーが最新モデルの形状として採用しています。 どうしてここまでツノ型が定番化できたのか。 それは、パターに必要なあらゆる要素がツノ型には …

2021/12/30|ゴルフウィズ編集部

ゴルフでは右手は使ってはいけないのか?

ゴルフでは右手は使ってはいけないのか?

ゴルフのスイングでは右手を使うな、までストレートな表現ではなくても右手を使う弊害について書かれた記事やレッスン動画を目にしたことはあるのではないでしょうか。しかし右利きの人にとって右手は左手よりも力も …

2020/09/25|ゴルフウィズ編集部

バウンス角はクラブのソールの抜けを左右する重要ポイント!

バウンス角はクラブのソールの抜けを左右する重要ポイント!

ゴルフクラブのソールの抜けを左右する重要ポイント「バウンス角」。 ウェッジでよく耳にしますが、他のアイアンでも、バウンス角はソールの抜け具合に影響します。 その効果はクラブの形状だけでなくフェースの開 …

2022/03/10|ゴルフウィズ編集部

あなたのゴルフにもおもしろアイテムを取り入れてみませんか?

あなたのゴルフにもおもしろアイテムを取り入れてみませんか?

ゴルフコンペの景品であれば、やっぱりゴルフにちなんだおもしろアイテムの方が記念になりますし、盛り上がります。現代にはいろいろな種類のおもしろアイテムが製品化されていますので、選択肢も豊富です。 公式の …

2017/12/21|ゴルフウィズ編集部

セルフプレーに便利!サブバッグ

セルフプレーに便利!サブバッグ

最近のゴルフといえば、もっぱらセルフプレーが主体です。料金はキャディさんつきにくらべかなり抑えられますし、カートにはいろいろな情報が表示され便利になってきています。一方プレイに関わることは全部自分でや …

2020/08/20|ゴルフウィズ編集部

中古でクラブを集めて1年が経った結果

中古でクラブを集めて1年が経った結果

とある事情でゴルフ業界を去ってから筆者は長い間ゴルフから遠ざかっていましたが、これもまたひょんなことから一念発起してゴルフを再開することにしました。 再開にあたってすべて中古で揃えて1年プレーした感想 …

2021/01/12|ゴルフウィズ編集部

詰めでミスするショートアイアンの改善

詰めでミスするショートアイアンの改善

ショートアイアンでのショットは、勝負を狙ってスイングしなければいけない、大事な1打になってきます。スコアをアップするために、詰めのショットとも言えますが、ミスしないように気をつけなければいけません。 …

2019/05/31|ゴルフウィズ編集部

ティーアップで球筋が変わる。最適なティーアップを探そう

ティーアップで球筋が変わる。最適なティーアップを探そう

ティーイングエリアでショットするときは、ティーアップをすることができます。 心理的にもすごく楽になるティーアップですが、ティーの高さはどのように決めているでしょうか? ティーの高さというのは意外と重要 …

2020/08/21|ゴルフウィズ編集部

アスリスタ外部リンク

レディースゴルフウェア

ゴルフウィズをフォロー

ゴルフウィズは、国内に限らず世界中のゴルフ情報をゴルフ好きのために発信していく、ゴルフ専門WEBメディアになります。
各SNSにフォローして頂ければ定期的に情報を 受け取ることができますので、良かったら フォローしてください!

ページトップへ